課題の課題
国語の説明文の学習で、
「筆者の主張をとらえる」ために要約することを課題に出しました。
ある程度、筆者の主張を箇条書きでとらえて、それを文章にまとめることだけだったのでそんなに難しくないと思っていましたが、子どもたちがかなり苦戦していました。
なんでだろうと、子どもたちの書いた文章を読んでいると、あることが分かりました。
「要約」という言葉の意味が私と子どもたちでズレていました。
子どもたちの多くは、箇条書きに自分の言葉で付け足しを行い、それを文章にしていました。ゆえに、文章が難しく、長くなっていました。そして自分の言葉で書いている時点で、もはや「要約」ではなく、自分の考えです。
中には、文章中の言葉を使って、文章を書いている子もいましたが、
もはやそれは「本文の要約」でした。これには驚きましたが、私の意図した課題とは違います。
要するに、子どもたちに「要約」というものは何か、伝えていなかった私が悪いです。
明日、子どもたちに謝って、学習をはじめたいと思います。
それにしても、難しく課題を解釈してでも取り組んでしまう子どもたちってすごいな。