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GTOのブログ 『学び合い』でアクティブラーニング

GTO(ガングロティーチャーオオニシ)のブログです。小学校で『学び合い』によるアクティブ・ラーニングを実践しています。

コントロール

1年生の担任として何をすればいいか、勉強するために、いろいろな教育書を読みました。すると多くの本に、1年生の子どもたちにはじめに話すことが書いてあります。

 

このような感じです。

 

「はじめは先生のお話が聞けるように指導しましょう。1年生の子どもたちはほめられるのが好きです。『上手な姿勢ですね』『賢い一年生』『スーパー一年生』などとほめて、話を聞けるようにしましょう」

 

以前までの私なら「ああなるほど」と思い、同じように実践していたでしょう。

しかし、今の私はこのような言葉かけに疑問を感じます。

 

なぜなら、これは子どもをコントロールしすぎだからです。

「ほめる」と書いてありますが、これは教師の都合のいいように、子どもを仕向けているにすぎません。

 

おそらく、6年生にこんなことは通じないでしょう。

昨年のクラスの子ならこう言います

「先生の見え透いたおだて言葉、気持ち悪い」

中学生以上ならよりそう感じるでしょう。

 

1年生はそのあたりがまだわからないから…

果たしてそれでいいのか。

私たち教師は1年生であろうと、6年生であろうと、大人であろうと、

「話を聞いてもらう」ことに対して、同様にかかわるべきではないかと思います。

 

「ほめて」きかせるようにする小手先のテクニックは、学年があがるにつれ通用しなくなります。高学年になったら、「話が聞けない子」になるでしょう。中学生くらいになったら、あえて話をきかないで、じっと座っているという術を学ぶかもしれません。

 

私は一年生であっても「話を聞いてくれてありがとう」という想いはもっておきたいし、どうしても話を聞いてもらわなければならない場合は「聞いてもらえませんか」

とお願いすると思います。

そもそも、聞き手というのは、「自分に必要だから」聞くのであって、

必要のないことを聞かせるのは「強制」であり、ほめることによってそれをさせているのは「コントロール」だと思います。

 

まあ、教師の世界では「当たり前」とされていることが、

もしかしたら「おかしいんじゃないの?」と見直す必要があるかもしれません。