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共感

1年生を担任して気づくことがたくさんあります。今日、ある本を読み聞かせしていた時のことです。

 

心優しい登場人物が、友達のためを思って、冷たい態度をとり、悲しい別れをする内容です。子どもたちの様子を見てると、涙目になっている子や悲しそうな顔になっている子が多いなか、数名の子がケタケタ笑っていました。

 

この内容でなぜ笑うのか最初はちょっと驚いたけど、発達や経験も違う子たちの中には、まだ想像がつかない子もいるのは当然なのかなと思いました。

 

上の方の学年を担任している時はなかなか気づかなかったけど、大人が「こう感じるだろう」と思うことと、子どもたちの感じることにはかなりズレがあると、当たり前のことながら実感しました。

 

それにしても、ケタケタ笑ってた子たちは、どうやって共感することを学んでいくんだろう。
このような物語にたくさん触れることなのか、道徳などの授業なのか、親や教師の関わりなのか、友達との関わりなのか。

 

いや、そもそも「共感できないといけない」と思っているところから良くないのか。ふと以前高学年を担任していた時、「なんで人に嫌な思いをさせちゃいけないんですか?」と言われた時、何もできなかったことを思い出しました。