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一斉授業を経て②

「一斉授業を経て『学び合い』を行うべきか」

 

つづきです。

『学び合い』を行うにあたって、欠かせないのが「語り」です。授業のはじめと、終わりの5分程度、教師は子どもに「語り」ます。これは、『学び合い』における教師の大きな役割だと考えています。

 

私は子どもたちに話す時、「話を聞いてくれる」ことが当たり前になっていました。

しかし、それすら成り立たないってことがあるという話をここ何年かで何回か聞きました。教師が話そうとしても、向こう側を向いていたり、ざわざわなっていたり…。携帯を使って遊んでいたり…。

 

こんな状態では、「『学び合い』どころではない。まずは規律だ」と考える教師も少なくないでしょう。

 

だから子どもたちに「一定の時間教師の話を聞いてもらえる」状態にする必要があるのではないかと思います。そして、「聞いてもらえる」状態にするには、特に学級開きから何日間が大事で、話し方や、注目のさせ方、話の長さなども注意する必要があると思います。

 

私も含めて、教師というのは話が長い。新任の頃は、とにかく説明に説明を重ねて話すことが長かった記憶があります。しかも、子どもたちが何かをしている最中だったり、机の上に物が置いてある状態だとなお聞かない。

 

一度、子どもたちを落ち着けて、ものを片付けさせて、ひと呼吸おいてから話をする。私が新任の時に身に着けたスキルです。本を読んだり、いろんな先輩から学び、子どもたちの姿から学びました。

 

これは、今でもずっと生かしています。

というより、もうあたり前になっていて「スキル」とまで言えないものになっていましたが、やはりこうことって、新しく教師になる方は知らないと思いますし、できてない方にはまずそこから学ぶ必要があると思います。

 

ただ、これは『学び合い』をスムーズに進めるにあたって「あったほうがスキル」だと

も思っています。なぜならどんなにガチャガチャした状態でも、だんだん『学び合い』を成立させていった例を何個もしっているからです。

 

要は教師の心なんだろうなあとも思います。