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高校の文化祭に行って

日曜日、近所の高校の文化祭に行ってみました。

その高校は古い歴史を持つ進学校で、福岡県の公立高校では一番とも言われています。

 

校舎の作りが立派で圧倒されたのですが、生徒たちが各クラスで展示している

研究の質が高くて驚きました。

 

例えば、あるクラスではオリンピックの歴史をテーマにし、東京五輪をイメージしたジオラマをつくっていたりしました。おそらく段ボールとか、色紙とか材料自体は高校生が手に入れられるものばかりだったと思うんですが、とてもよく作られていて、大きさも教室の真ん中に入る大きさ。

 

このような「文化的な研究」をテーマにして、それぞれのクラスで考えた様々な展示があり、とてもおどろきました。生徒たちが出店をする「学園祭」をイメージしていたので、しっかり学習要素がしっかり盛り込まれている所に、この学校の凄さもかんじました。

 

これらの展示を見ながら、ふと思いました。

県内ナンバーワンの学校がこのような文化祭を行うというのは、やはりこの文化祭には教育的価値があるんだろうと。

 

1つの研究テーマに対して、協働的に作品を作り出す様は、まさに総合的な学習の時間で狙っているものと同じなのではないかと思いました。(実際は何を狙っているかも、何の学習を根拠にしているかもわかりませんが)

 

この文化祭が大学入試等の勉強に直接的につながっているとは思いません。

おそらく受験前はそれぞれ勉強しているんだと思いますが、このような文化祭の経験をしている生徒たちは大学や就職しても、自分の目標を決めて、他者と協働しながら課題を解決している姿勢があるんじゃないのかなと思いました。

 

この学校の進学実績は間違いなく県内トップなのですが、

もともと能力の高い子たちがたくさんいるからなのか、

それともこのような文化祭のような学習を行っているからなのか、

 

かなり興味のわく一日でした。