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仮説③ 単元『学び合い』期

『学び合い』を行っていてあるあるなのが、

 

・課題が終わってない子に集まる

・課題が終わった後にすることがなくて遊ぶ

 

です。これについては、どのように語ったり、課題を工夫したりして改善されますし、本にも書いています。特に仮説②で書いた得点向上を目指していたら、遊ぶことは減ってくるはずです。

 

しかし、子どもたちの中には、課題が終わった後に何をすればいいかわからない子もいるでしょう。そこで有効なのが、「予習」です。そして、予習を可能にするのが、単元まるごと課題を出す、『学び合い』です。

 

例えば算数の全10時間の単元では、その単元の中でどんなことができるようになるべきか、学習指導要領に規準が示されています。

それを元に10時間分の課題をあらかじめ作成し、子どもたちに事前に配布することで、子どもたちは予習をすることができます。

(強制ではありません)

 

すると、課題が終わっていない子に集まったり、することがなくて遊ぶことが減ってきます。しかしこの『学び合い』には弱点があって、「全員達成への勢いが落ちる」ことです。

 

だから時折、子どもたちに全体を俯瞰的に見れるように促す語りが必要です。つまり時々「全員達成期」に戻ります。

 

また、この単元『学び合い』のよさは、1時間ずつ準備をすることがなくなるので、余裕が生まれます。その分子どもたちの様子を眺めることができます。

 

最後に、この単元『学び合い』をいきなりするのは、おすすめしません。十分に全員達成ができるようになってきてからです。わたしは3年目からこの単元『学び合い』を行うようになりました。だから焦る必要はありませんよ。

 

 

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