GTOのブログ『学び合い』

福岡市の小学校で『学び合い』を実践しています。

道徳の授業って

低学年のだからか、教科書が変わったからか分かりませんが、

ここ最近道徳の学習内容に違和感を感じています。

 

その違和感は「価値観の押し付けではないか」ということです。

 

あまりにも狙っている価値がシンプルで、それを得るための話も

恣意的すぎないか?と感じるほどです。

 

「挨拶はすばらしい」

「みんなで掃除することはすばらしい」

 

そんなシンプルな価値なんですが、

こういうのって経験から学んでいくことであって、教科書を使って

意図的に教えていくものなのかな…と思ってしまいました。

 

まだ批判的に物事見られない低学年は、額面通りに受け取ってしまうのでは。

「みんなで掃除することはすばらしい」は、確かにそれはよいことだと思うけど

「正しさ」なのかは疑問。「さぼるのがダメな子で、自堕落はダメで、奉仕するのが良い」ということをあまりも恣意的に伝えようとしている教材に、すごく抵抗感がありました。

 

そこで、1つの価値を子どもたちと共有していくのではなくて、

「こんな考えかたもあるよね。みんなはどう?そして他の人はどう感じた?」

という学習にしてみました。

 

『学び合い』は1つ答えにいろいろな方法でたどり着くやり方と、

1つの答え分かっていて、そこに至る方法を議論するやり方がありますが、

そのどちらでもなく、「みんなから色々吸収してみよう」という感じで話し合ってみて

「いろんな考え方があるよね」「ちょっと自分の考えに付け加えてみようかな」「全然違う考えだったから、メモしておこうかな」ということを感じられたらいいね、という話をしてみました。

 

もちろん、子どもたちに感想を聞きながら。

正直、子どもたちがどう感じたかを聞かないと、心の変容や気づきは、様子を見ていてもわからない。

 

こんなことをしていたら、道徳の『学び合い』の在り方を考えてみようかな、と思えました。これからテーマになりそうです。