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ネームプレート

『学び合い』の実践者がよく使うもので

「ネームプレート」があります。

あれって、何のためにあるのでしょう。

 

簡単にいえば「可視化」のための道具です。

何を「可視化」するかというと、「誰が課題を終えたかどうか」です。

 

課題が終わればネームプレートを動かす。

いたってシンプルですが、何のために存在するのか意識していない方もいるんだな、と何度か授業を見て感じました。

 

ネームプレートは、あくまで可視化のための道具なので、子どもたちが「見える」ようになったら、使う必要はありません。

 

もしつぎの学年で『学び合い』がなくなってしまったら、もちろんそんなネームプレートはありません。全員達成もありません。

 

その状況下でも子どもたちにできるようになってほしいことは何でしょうか。それは、「一人も見捨てない」ではないかと思います。

 

『学び合い』を学んできた子たちのすべてとは言いません。でも何人かの子が「あの子困ってない?」と思って気遣ったり、声をかけたりでして救われることもあるのではないかと思います。

 

「私は困ってる」なんてネームプレートはありません。それ無しでも気づいて、気遣って、行動できるようになってほしい。

 

ネームプレートは子どもたちにそんなことを学んでもらうための道具であり、いつかは無くなってもいいものではないかと思います。

 

だからといってすぐに外す必要もないとは思います。それによって気づけなくなっしまってはいけませんから。一方で、気づかれることで、負担になってしまう子もいるということを忘れてはいけないと思います。

 

なんのためのネームプレートなのか。

それをしっかり考えてほしい、そう思います。