おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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「一人も見捨てない」って言えばいい。

ちょっとひねくれているかもしれません。

 

今日の授業で何人かの子どもたちが「僕たちのクラスは「一人も見捨てない」クラス」と言っていました。

私はその言葉を聞いて、違和感を感じました。

 

「私が言わせているのではないか」

「「一人も見捨てない」といえば、先生は褒める、喜ぶと思っているのではないか」

 

そんな気になりました。

いや、少なからずそうなんだろうなと思います。

「一人も見捨てない」を何度も語っていると、こういうことが起こるな、と以前も感じたことがありました。

その時は、「本当にそれでいいのだろうか」と思い、「一人も見捨てない」という言葉を出すことを控えるようにしました。

 

最近は、「自分のクラスってどんなクラスなんだろう」と考える学習があったため、「その行為って◯◯だよね」と価値づけるために、「一人も見捨てない」を使う機会が増えていました。おそらくその影響もあるのではないかと思います。

 

「うーん、「一人も見捨てない」を軽く使いすぎかな」と色々反省している時に、ある先生に話しかけられ、話をしていました。すると自然とその先生が「嬉しい」と思うだろう、言葉を使っている自分がいました。

その時、「あっ」と思いました。そうか、こうやって他人とよりよい関係を築くために必要な行為を結構していうんだ、と。

 

子どもたちは私に合わせようと頑張っているんだろうな、とおもいました 。

自分が子どもたちにとってどういう存在なのか、少し考えるきっかけになりましたし、子どもたちにどういうことを語っていくべきか、これからも考え続けていこうと思いました。