覚悟123③
『学び合い』で語る目標は「甲子園を目指そうぜ」に似ていると思います。
でも甲子園に行ける高校なんて、県内に一校だけです。周りに強豪校もたくさんあるでしょう。自分のチームの実力を見れば到底不可能だと思うことはあるでしょう。でも「甲子園目指そうぜ」は誰でもできることです。難しいのは、それを信じ続けてること。諦めずに語り続けること。そして、押し付けにならないこと。
目指すのは、あくまで生徒、子どもたち。それを鼓舞するのが教師。時には「どうすればいけるんだろう」と考えさせ、時には「そんなじゃあだめだよ」と言うかもしれない。でも、最後には笑って「きっとできるよ、やろうぜ」と言えること。そして、目標に向かってみんなで頑張ることが今後の人生に生きるよ、と語ることかなと。
結果的に甲子園に行けないことは、誰もが心のどこかに持っている。でも心のどこかに「いけるかもしれない」という思いが人をチームを動かす。何かを変える。目指す過程にたくさんの成長があることに気づく。そこに価値を見出す。
いつも明るく、笑って、目標を語るのは難しい。でもいろんな言い訳をしてたら、どんどんその勢いは落ちていく。そのチームに全然野球ができない子がいても、走れない子がいても
チームを乱す子がいても「甲子園目指そうぜ」は言えるし、言うからこそ何かが変わる。
そんなことじゃないかな。
私に足りなかったこと。
そう、だから明日変わるんだ。2時間だけ。
「よっし、◯◯を達成しようぜ!」ってよくわからない元気さで言ってみよう。
多分、それが今の私に必要なこと。