私にできることは語ること
昨年の1年生、今年の2年生。低学年の持ち上がりを経験させてもらいました。昨年のおわり、手書きのお便りを書きました。そこには、クラス替え、いじめ、一人も見捨てない、トラブル、など、私が考えてきたことを子どもたちにもわかる言葉で、またその後大きくなった時に、読み返してもらってもいいように書きました。
実は、申し訳なさと弁解の気持ちもありました。
「違うんだよ、僕はこう思ってるんだよ。でもどうしても、思った通りにならないんだ」という何とも恥ずかしい「言い訳」の気持ちもありました。それくらい、昨年の今頃は、「こんな担任ですみません」という気持ちでいました。
それで1年間が終わりと思ったのですが、まさかの持ち上がり。
とても驚いたし、恥ずかしかったのですが、頂いたチャンスと思って、もう1年頑張らせてもらいました。
そして、今年も3枚ですが、手書きのお便りを書きました。「ミッキー先生」というのは、運動会のダンスがディズニーの音楽を使って、カチューシャをつけて踊ったからです。(実物は「ミッキー先生」なんていうような可愛いものではありません)
今回の3枚も、昨年の内容とあまり変わっていないかなと思いますが、ちょっと違うのは「申し訳ない」という気持ちが少し減って(ないわけではない)「ありがとう」の気持ちが増したことです。
今年は、私が昨年どうしても変わられなかったところが少しだけ改善しました。例えば、子どもの多様性に寛容になれたことや「ここまでできたら成長だよね」と思えるようになったこと、ちゃんと話が聞けるようになったこと・・・などなど。まあ多くの先生が当たり前にできていることが、私は全然できていなかったので、それを変わろうと思って、少しだけでも変われたのは、子どもたちのおかげだと思います。こんな私を先生と呼び、私の目指す方向を向いてくれたことに感謝したいなと思います。
さて、明日はいよいよ最終日。修了式です。
昨年は、最後の学活で・・・・でした。
今年は爽やかに終われたらいいなと思います。