おに先生のブログ 〜自分らしくって何やろうね〜

福岡の小学校の先生です。出来事や自分の気持ちを淡々と書いていきます。『学び合い』も時々

非モテ男

Amazon primeビデオを活用して、連休は色々な映画を観ました。

今日観た映画はこれ

 

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前から知っていたし、アニメや原作があるのも知っていたのですが「大切な人を失う系」の映画は観ても苦しいだけなので避けていました。しかし、連休なので余裕もあるし、興味もあったので観てみました。

 

・・・。

(以下ネタバレ)

 

 

 

 

 

 

うーん。って感じです。

おそらく、非モテ系の男が、快活な女子に開拓されていくという、よくある内容なのですが、ヒロインがどうしても元気すぎるというか、現実離れしているというか、男の妄想上の人物になってないか?と思うほどでした。病気を乗り越えようと、明るく振舞っていてるけど、実は・・・というのもまあありがちだし、最後は病気じゃなくて、通り魔に・・・っていうのもびっくり。そりゃないでしょ、と思ってしまう。現実味があるようで、現実離れしているから全然感情移入もできませんした。

 

必要だったかわからないけど、その出来事から数年後、教師になって戻ってきて、そこの生徒に過去の話をするっていう構成になっているんだけど、それもちょっとなあ・・・そんなくわしく自分の過去を生徒に話すか?たぶん言われるぞ「未練ありすぎて気持ち悪い」って。

 

 

ただ、まあこの映画を観て思ったことは、

「昔の恋をいつまでも大切な思い出として残していてもいいじゃないか!」

「ステキな子に自分を変えてもらうことに憧れてもいいじゃないか!」

ってことです。

 

というのも、私も似たような経験があるからです。

私は、高校時代、男子校に通っていたので、異性との関わりから程遠い生活をしていました。

部活は一生懸命していたのですが、時折クラスの友達や部活の先輩から異性との付き合いについて聞いたりするたびに、「いいなあ」という思いと「俺には無理だ」という思いがいつもありました。

 

私が高校時代に通学するために乗っていた電車の途中駅に、自分が第一志望にしていた共学の学校があり、同じ中学校からも通っている子達がいて、よく顔を合わせていました。私はその姿を見るたびに、悔しい気持ちと羨ましい気持ちを抱いていました。私にはかなわない、学校生活。青春。「俺は絶対にこっちの学校で頑張ってやるぜ!」と思っていても、毎日毎日、キラキラ輝くその学校の生徒を見るたびに、反骨心ばかり抱いていました。

 

しかし、人生というのは不思議なものです。異性との関わりが全くなかった私に、高校生活の後半にまさかの出会いがありました。詳しくはプライバシーにも関わるので書きませんが、その出会いは私の高校生活を一変させ、人生を変えた出来事だと思っています。

 

私の好きな映画に「電車男」という映画があります。

いわゆる「オタク」の男性が、ひょんな出会いから女性を知りあい、恋人になっていく話です。

主人公の不器用さ、ドキドキする緊張感・・・当時の自分と重なるところがあってとても共感できます。

 

この映画の最後に主人公がこう言います。

 

楽しくて、初めてだったんです・・・、人と・・・一緒にいて、
あんだけ、あっという間に時間が経って
また、すぐ会いたくなって 一人じゃ居れないって言うか・・

 

久しぶり、「君の膵臓を〜」を観て、「電車男」のこのセリフを思い出しました。

あれから十数年。先日地元に戻ったり、高校時代の仲間とあったりして、色々な思い出を振り返っていると、

ついこの間のように、この出会いのことも思い出しました。私にとっては、貴重な青春の思い出です。

 

小学校の先生になり、子どもたちから「好きな人」の話をよく聞きます。

私は恥ずかしげもなく、自分の話をすることがあります。

子どもたちは照れ隠しのために、冷やかしたり、バカにしたりすることがありますが、そんなのはもったいないよ、ということを伝えるためです。

 

「好きだ」と思うことは、心が成長している証拠じゃないか。

気になる人がいるってことは、楽しいじゃないか。

 

こんな年になって、はっきり言って「気持ち悪い」男ですが、私は子どもたちに語ります。

これは私にしかできないことだからです。

 

「昔の恋をいつまでも大切な思い出として残していてもいいじゃないか!」

「ステキな子に自分を変えてもらうことに憧れてもいいじゃないか!」

 

それを思い出させてくれただけでも「君の膵臓は〜」を観てよかったなと思います。