おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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キャラクター

中学生の頃、私は「つまらない」キャラでした。

つまり、なにを言っても面白くないのです。

それがコンプレックスで、なんとか面白いこと言えないか、と思う時もありましたが、

やっぱりそれは難しいことでした。

 

その後、高校に進んで自分のキャラは変わりました。

「もしかしたら自分は面白いこと少しはしゃべれるかも」と思う時もありました。

コンプレックスに思っていたことは、実は違ったのかもしれない、と思えました。

調子に乗って、ふざけたことをしたり、しゃべったり、、結構目立つこともしたと思います。

ああ、自分は「つまらない」キャラではないんだな、と思えて少し自信が持てました。

 

高校を卒業して、地元を離れて、大学生活を送ることになりました。

知り合いのいない環境のスタートで、人間関係をゼロから作っていくことになりました。

最初は、九州出身ということで、周りにアピールをしていました。今考えたら恥ずかしい話ですが、それで目立って面白いと思っていたのでしょうね。だんだん、現実を知るようになり、孤独感を感じることが増えました。

所属しているサークル内で会話に入れないことや、飲み会で楽しく話せないとか、そういうことを感じることが増えて、距離を取るようになりました。本を読んだり、一人で過ごすことが増えました。

 

なにがきっかけだったかはっきりしないのですが、大学生活の最後の年に、寮に入ることにしました。

やっぱり一人でいてもつまらない、もっといろんな人と関わりを持とう、そう思ったからです。

入った当初は、なかなか馴染めずに一人で部屋にこもることが多かったです。しかし、寮生から無理やり引っ張りだされて、色々なところに連れ出したり、食事に付き合わされたりしているうちに、あることに気づきました。無理して「面白いこと」をいう必要もないんだな、ということです。

 

というより、みんなそれぞれ「面白い」ところがあって、寮生はみんなの「面白さ」を引き出そうとしているところがありました。だから、全員が主役になり得るのです。おそらく外から見たら「オタク」「地味」と言われるような人たちも寮の中では尊重され、誰かが認めていました。寮で行われるイベントではキャラをひっぱり出されて、面白くしていました。

 

私はその環境がとても居心地よく、自分らしくいられることができました。

頼ってくれる仲間がいて、じっくり話せる仲間がいて、馬鹿笑いできる仲間がいて、一緒にドライブにいける仲間がいて・・・。「寮生は家族だ」という言葉もありましたが、まさにそういう感じ。目立つ必要も、面白くする必要もない。自然な状態でいられる・・・そんなことを経験することができました。

 

そして、地元に戻ってきます。

学校の教員になり、当たり前ですが、今までの人間関係とは大きく変わりました。

いろんな世代がいて、いろんな方がいます。独身の頃は、若手の先生たちと仲良くしていました。

遊びに行ったり、食事に行ったり、仕事以外でも付き合いが多かったです。結構充実していたと思います。また、子どもたちに「先生、おもしろい」とか言ってもらえることに、喜んでいる自分がいることに気づき、私の中に「目立ちたい」「面白いことをしたい」という欲求があったことを自覚するようになりました。

 

中学時代から、高校、大学時代を通して、自分は「目立ちたい」「面白いことをしたい」という欲求が

あり、それを満たせるかどうかで行動を決めていたんだと思います。そして今でもそれがなくなったわけではないと思います。なんてったって、「実行委員長」とか「セミナーの主催」とかやろうとしているのが、最たるところです。「自分の欲求をはらすために」というと、すごくわがままに聞こえてしまうと思うのですが、そういうわけではなく、自分の思考や行動の根っこにあるものは何なのか、探ってみるとどうなのか、ということで、

 

「自分の欲求をはらす」ために、「実行委員長」とか「セミナーの主催」をしているわけではないです。

あくまで「教育をよくしたい」それが自分の仕事や自分の家族の生活をよりよくできるためでもあります。

 

だんだん、書こうとしたいたことから離れてしまいましたが、自分のことを振り返る日記になりました。