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②YOUはどうやって・何のために実行委員長へ

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【第2話 転機。福岡『学び合い』セミナー】

 

第1話http://f-manabiai.hatenablog.com/entry/2019/08/10/225558

 


Sgさんからの指令は、

・予算内の会場を確保すること

・実践発表者を見つけて、内容を考えること

・プログラムとチラシを作ること

でした。

 


まず、会場を確保するといっても、今までやったこともないので、何からはじめていいかわかりません。知り合いに色々聞くと、福岡市内はセミナーをするための会場がすごく取れにくいということがわかりました。調べてみると公共施設は3ヶ月前から予約しないといけないし、民間の会場はものすごく高い。Sgさんから予算の指定もされていたので、それに合う会場は皆無でした。仕方なく、いろんな知り合いをたどって、九州大学西新プラザを借りることができました。借りるためには、書類をつくらないといけないし、会場の様子も確認しないといけない。年末年始に何度も会場に足を運びました。それと同時に、実践発表探しを行いました。

 


その年、福岡の会に学びにくる人が増えてきたので、その中からお願いすることにしました。その中の数名は、フォーラムで実行委員を務めてくださります。

 


実践発表をお願いしたものの、「何を発表すればいいですか」と聞かれるのは当然で、ひとまず一人ひとりのことを知ろう、と思いその方々一人ひとりと会って「教師に至るまで」をすべて聞くことにしました。ある方はサイゼリア、ある方はジョイフル、ある方はロッテリア・・・一人ひとり話を聞くにはとても時間がかかりましたが、それを続けていくうちに「じっくり聞いてみると、当たり前だけど、一人ひとりストーリーがある。今まで自分は人と関わる時に、人の話をじっくり聞こうとしていたか、そういうストーリーに目を向けてきたか」と思いました。

 


そして、一人ひとりのストーリーと『学び合い』につながりがあることに気づいた私は、「自分の今までを語ってください。それが誰にも代えがたいあなたそのものです」と伝えるようにしました。それこそ初めての実践発表にふさわしい、と思いました。

 


ゲストであるFk先生とFr先生の紹介をするプログラムを作成するにあたって、Fk先生のことは面識があったし、findアクティブラーナーに登場していたので、よかったですけど、Fr先生はブログ上でしかしらなかったので、連絡をとって、札幌まで会いにいくことにしました。(ちょうど札幌にいく用事もあったので)札幌の小学校で聞いた話は衝撃そのもので、こんな方が福岡に来たら、みんなびっくりする、と思いました。

 


そして2018年、2月に福岡『学び合い』セミナーが開催されました。

会場は満員で無事に終了。セミナーを企画するのも、人前で司会をするのも、初めてのことで、ものすごく疲れました。

 


この時、懇親会を企画することになりましたが、正直、セミナーの企画と司会の仕事で余裕がありませんでした。そんな時、力を貸してくれたのがNgさん。実践発表も行い、懇親会の場所も確保して段取りをすべておこなってくれました。その仕事ぶりに驚いて、これから先の懇親会は頼む!とすることにしました。フォーラムの懇親会を担当し、シンポジウムでも語ったのも彼です。また、その懇親会に参加している中に、YさんとTさんという二人がいました。その2人は、のちに静岡フォーラムに私と一緒に参加し、福岡誘致に携わった二人です。福岡フォーラムでは『学び合い』体験と実践発表を行いました。

 


セミナー中に、福岡の会の古株I先生から「大西さん、これから初心者むけのセミナーひらいたら?今福岡に必要なことかも」と言われました。というのも、そのセミナーが開かれるあたりの福岡の会で、「授業実践レベルのテクニックを学ぶ場がいる」という話になっていたからです。

 


そこで、そのセミナーで実践発表してくれたNjさんにジョイフル(九州のファミレスチェーン)相談すると、「一緒に福岡でセミナーを開こうか」という話になりました。そうして、2018年度の福岡の会の活動は、本体が「学び合う会」テクニックは「ビギナーズセミナー」と分けて、1年間取り組んでいく、という方針になりました。「ビギナーズセミナー」のコンセプトは「西川先生の本(初心者本とされている4冊)をもう一度読み直し、それを実践してみる」というもので、運営は二西コンビ。あと数名の方に手伝いをして頂くという形になりました。

 


つづく。

http://f-manabiai.hatenablog.com/entry/2019/08/10/230121