岩田さん
読みました。読んでよかったです。
おそらく勧められていなければ、このようなジャンルの本は読むことはなかったでしょう。不思議な本です。でも、これからも手元に置いておきたい、そんな一冊です。
はじめは、「この本に書かれていることは、今の自分に何を気づかせるんだろう」と肩に力が入っていました。読みながら「大事にした方がいいな」と思っていることがポツポツと出てきます。しかし、この本はそれを訴えようとしているわけではない。また、小説を読んでいる時のようにストーリーの流れにのるわけもない。ゆっくり時間をかけて語りかけてくるような感じ。
最近自分が好んで読む本は、「訴えることがあるんだ!それがこんなに分かりやすくまとめてあるぞ」と主張するような本が多かったように思います。(太字になっていたり、□囲みになっていたり…最近多いですよね)
この本にはそういうものはありません。でも、岩田社長がどのように人に関わってきたか、人を見てきたか、ゲームのことを考えてきたかがじんわり伝わってきます。そして、今の自分に照らし合わせながら、読んでいくことができました。
また、自分が子どもの頃遊んでいたスーパーファミコンのゲームたちが、こんな想いのあるストーリーから生まれ、自分たちはその世界を楽しむことができたんだ、と知って温かい気持ちにもなれました。
最後に、この本を私に勧めてくださった方へ、感謝です。
そして
一言。
「私は前に進みます」
まだまだこれからです。