いったい何を目的に
※今日の投稿では、「学力テストの点数」を「学力」とします。
今日研修で聞いた話は、「家庭環境と学力の相関」でした。
詳しいことを書くと誤解を招くので避けますが、今日の話の中にすごくひっかかる話がありました。
こんな話です。
「小学校の先生が・・・な子どもたちの学力を底あげすれば、中学校以降の勉強についていけない、ということは減る」
そもそも「ついていけない」授業するからよくないのでは・・・。
みんな同じ内容を同じペースで学習するっていう大前提があるから、落ちこぼれが生まれるんじゃないの。
クラスの中でそれぞれが全然違う内容とペースで学んでいたら、「ついていけない」はなくなる気がする。
また、これ聞いて周りの先生はどう思うんだろう。「もっと学力をつけなければ」と思うのではないか。
「学力底上げ=子どもを救う」と単純に思ってしまうのではないか。そして、学力低い子にもっと宿題をさせたり、課題を増やしたりするのでは。そんなことをしても、逆効果だってことは、明らかなのに。余計に学校にいく気がなくなるよ。
『学び合い』で目指していることは根本的に違うんだろうな、と思った。
学力の低い子を底上げが目的なのではなくて、学力の低い子も仲間と一緒に学べることが目的。
しかも結果的に後者の方が学力が上がってしまうんだよな・・・。