おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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土曜授業

あーあ、土曜日授業きついなぁ…と愚痴りながらも学校に来てくれる子どもたち。一週間勉強頑張って、土曜日まで来るなんて、大変だと思います。よくきたね。本当に。

 

一方で本当かどうか分からないけど、家の都合や、体調不良で休んだり、1時間目だけ来て早退し、習い事や塾に行く子たちもいます。そりゃそうだ、とも思います。

 

前者のような子どもたちの主張は悲しいかな、尽く無視されるでしよう。だから、後者のような「正当な方法」で「土曜授業いかない」とする子たちが増えそうだな、増えてほしいなと思っています。子どもたちが学校に来なくなってからやっと「土曜授業って何のためにあるのよ」という話になりそうだから。

 

いやもうその時には土曜授業どころか、平日の学校すら来ない子が増えているかも。「子どもは学校は来て当然」という価値観はくずれかけているよ、と朝から鳴りやまない欠席連絡の電話や学校の前を通り過ぎて塾へ行く子どもの姿を見て思いました。

 

P.S 今日の土曜授業のおかげで、また息子の保育参観に行けなかった。パパママ先生たちが一斉に「子どもと過ごします!」と言って休んだら土曜授業成り立たないよね。

え、もう似たような状態の学校あるって?

業務整理

【他の人がしないけど、自分は時間をかけること】

 

・振り返りジャーナル

・学級通信の保護者へのコメント

・『学び合い』の課題の準備

 

【他の人はよく分からないけど、自分は力を入れること】

・清掃指導の見回り

・朝の活動

・家庭学習の自学

・教室の整理整頓(机の位置、物の場所決め、配置)

・一言マナー

 

【他の人はよく分からないけど、自分は意識してやっていること】

・朝、玄関の掃除をしている

・ゴミ箱がいっぱいになったら袋づめしている

・100マス計算、音読、漢字練習

 

【他の人はするけど、自分は省略・簡略していること】

 

・保護者への電話連絡

・宿題の点検、指導

・授業の教材の準備

・漢字の指導

 

【しないといけないけど、あまり意味がないので適当にしていること】

・各種アンケートの集計と打ち込み

・各種報告書

・研究授業の成果と課題

・目標管理

・学校のルール

 

【自分ルール】

・頼まれるまでしない

・人の悪口を言わない。

・朝早く来て、帰りは早く帰る。

・子どもの愚痴は言っても、悪口やバカにはしない

・子どもに時間と衛生と安全は、管理になってでも守らせる

・腹が立ったら、後ろに行けと言う(それで落ち着く)

・他所のクラスと暴力暴言は、指導に入る。

 

これはちょっと更新しよう。

書き出すと自分の仕事の仕方がわかっていい。

日々、淡々と過ごす

指示を出す。その意味を語る。

連絡をする。なければしない。

課題に取り組む姿を見守る。

できていたら、よし。できていなかったら、ちがう。

もう一回やっておいで。それだけ。

うるさくなりすぎたら声かけるし、気づいていないようだったら止めて話す。

注意はするけど、怒りはしない。

時間通りはじめて、時間通りおわる。

計画を立てて、ふりかえる。

書いたものには目を通すけど、反応は一言。

話しかけられたら答える。気が向いたら話しかける。

面白ければ笑うし、面白くなかったら反応しない。

 

遊ぼうと誘われても一度は断り、また言われたら仕方なく遊ぶ。

遊ぶなら本気だす。ゲラゲラ笑う。

また淡々と授業をして、振り返りジャーナルと家庭学習の計画を立てて、帰る。

そんな日々の繰り返し。

 

 

授業中、なんであんなに前向きに学ぶのか、なんでこんなに淡々と過ごせるのか

最近不思議に思うようになってきた。

「勉強つまんない」と言う子がいてもいいはずなのに。でも、ない。

 

本当はもっとトラブルがあってもいいんじゃないの、って思うけど、ない。

これからどんどん色々なことが増えるみたいだけど、

まずは、こんな日々を送れるようになってからじゃないの、って思うし、

そんなに難しいことじゃない、と思います。

電子書籍と紙の本

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5年生の子どもたちの中で「鬼滅の刃」が流行しているので、

「へ〜」と思いながら、アニメを観て、マンガも途中まで見ました。少年漫画にしては、結構殺戮シーンが多いなあと思うのですが、「るろうに剣心」にも似たような要素があるので、まあこんなものか、と思っています。

 

さて、子どもたちの中には「漫画を全部買った」と言う子がいます。「へ〜、大人買い!」と思ってしまい、そんなに人気なのね・・・と思って本屋に行くと

 

まっっったく無い!

 

漫画でこんなに品薄なことってあるのか、って思うくらい無い。

びっくりしました。ここまで流行していたのね「鬼滅の刃

5年生の担任していなかったら、絶対に知ることはなかったと思います。

 

さて、品物が無いと無性に欲しくなるのって私だけじゃないと思うのですが、最近はいいですよね。本屋に売ってなくてもすぐに手に入る方法がある。

 

電子書籍

 

以前から楽天e-bookkindleをちょこちょこ使っていたのですが、

イマイチ読みにくいなあと思っていたところです。個人的には

紙の本をバックに忍ばせておいて、空いた時間に読むってのが、

好きなのです。スマホいじっているとあんまり印象よく無い時ありますからね。でも、漫画くらいなら紙じゃなくても十分電子書籍で読めるなあと思っています。

 

しかも驚き、紙の本より安い!

安い上に、ポイントも使えるし、たまるし、割引のクーポンなんかもあるし・・・ああ〜これは紙よりお得だなあと思ってしまいます。

 

さすがに子どもたちはタブレットを持っている子は少ないので紙の本の購入になるのでしょうけど、今後もっと電子書籍は増えるのではないかと思います。PayPayなどのキャッシュレス決済もどんどん広まっていますしね。

 

 

まさかこんな時代になるとは思いませんでしたよ。

あと3年後どうなってるんだろうね・・・

もう予測もつきません。

基礎基礎

100マス計算

漢字反復

音読

 

まあ、全部やってるわけですよ。

でも、やっぱり教育活動の一部。

これだけじゃあ足りない。

 

もしかしたら、授業どころじゃない、

勉強どころではない、という学校、教室だったらいいのかもしれませんね。まずは、規律から、まずは単純な計算や音読から、「勉強する」という姿勢を身につけていく。そこからスタートするのはよいのではないか、と思います。

 

でも、それができるようになったら次は何を目指すんでしょう。私の勤務校は、100マス計算も音読も漢字もだいたいできる子がほとんどです。そういういわゆる「基礎学力」とやらが家庭の力で身についている子たちには何しますか?さらにドリルですか?応用ですか?もちろんいわゆる「基礎学力」が低い子いますが、そういう子たち「だけ」100マス計算しますか?

 

みんなで同じことやってある程度「素地を作る」結果出たら、そこから先は個々の学びはバラバラしかないでしょう。素地がそもそもあるなら、バラバラからスタートじゃないですか?

 

いつまでみんな基礎基礎いってんのよ。もう。

 

 

え、ブログの収入ってアリなの?

t.co

 

ひえー。知らなかった!ブログで収入は副業禁止に当たると思っていたのに・・・今までこのブログは収入のためではなく、ただのアウトプットとして使ってきたわけですが、もしかしたら正当なやり方で副業になり得るわけですか。ほお。

 

まあ、稼ぎ目的にはなりそうもないけれど、せっかく毎日のように続けていることが少しでも収入につながるのなら、調べてみるのもありかなあと思います。ワクワクしてきたっぞ!

 

で、この話に近いかもしれませんが

 

本を執筆しています!

 

おおー。

まだ書き始めて数ページ。しかも

 

電子書籍

 

こちらの方は、ちゃんと教育委員会に聞いて

「書類出してくださいねー」と言われてるので多分大丈夫。

まあ、それ聞いたの2年前だけど・・・

 

やっとのことで書こうという気になって、スタートしたものの

まだ数ページ。冬休みのうちにやっておけばよかったなあと思いますが仕方ない。時間見つけてやります!

 

 

なんかワクワクしてきたよ、本当に。

自分の好きなことが収入になるなんて!わお!

 

 

今年度『学び合い』社会科実践のまとめ

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今年度の私としては完成形かな、と。

社会科の単元『学び合い』

厚紙に単元表貼って、裏は計画とふりかえり。

取り組むのはノートやプリントなど各自好きなもので。だいたいノートが多い。

 

この単元表の要素としては、

①前の単元の時に、次の単元の課題を作る子がいる
②それを見ながら教科書とテスト確認。
③サイン、説明、書きまとめ、絵や図でまとめ、グラフの読み取り、( )うめをつかってという課題。テストの問題に答えられるようにする
④書きまとめについては、先生が添削。
⑤単元表の裏は、国語、算数と同じものを使用し。

 

授業の流れとしては、

語り、計画を立てる(2分)

立てた子から、課題に取り組む(約35分間)

2分間私の評価、語り。

5分でふりかえり、提出。

ほぼほぼ何も言わなくても流れる。

先生の添削は、あんまり多いと全体が見れない。少ないと誤解が広まることと、文章がおかしいままなので、バランスが大事。

 

ここに至るまでは右往左往した。

1学期は、グラフの読み取り方を学ぶことと、

絵や図と文でまとめることをする。ここで焦って単元『学び合い』にいくと、後から教えることが増えて困ることが分かった。

 

2学期は、単元を通した『学び合い』をはじめる。ただ、課題をこなすだけだと、アウトプットが少ないので、課題+新聞づくりを行う。が、時間があまり足らない。

 

3学期は、アウトプットのほどほどに、シンプルな単元表と、その他の教科と同じ形式を確保。時間も含めてちょうどいいバランスに落ち着いた。

 

課題としては、教科書の枠から出てないこと。その辺りは総合で補っているつもりだけど、今のところ、「教科書がわかる」レベルでしかない。この辺りは、自分の課題。3学期末は、

「自分で教科を選んでいいよ」と言えるレベルにはなれるかな、と最近思ってる。

 

いろいろ言いたいことがあるとですよ

①学習塾に10時から18時まで拘束ってなんすか!

いやあ、僕も中3の後半だけ通いましたけどね、塾。

そりゃあ缶詰でしたよ。あんな密室によくもまあ、半日もいれたなあ、と。でもねえ、そうやって勉強しないと後悔するって、言われるんですよね、塾の先生って。本気なのか、商売だからなのかわからないけど。で、10時から18時まで塾に通う子に感想を聞きました。なんでそんなに勉強するの?座りっぱなし、きつくない?と。そしたら、「ねむい」と。やっぱり。

缶詰にすることを望む大人、缶詰じゃないと学べないと思っている大人。缶詰にしないと通らない進学校。あーあ。まだこんなことやっているのね。そして学校もそれに寄せていく。

え、私のクラスはって?座りっぱなしなんてまるでなし。ほとんどウロウロしていますよ。学校楽でしょ?って聞いたら、そうだ、と返事がきました。うん、正直に生きろよ、いつかはね。

 

②塾経営を妄想する。

『学び合い』塾ってできそうだなあって思う。

 

・学び合い教室

・自習室

・職員室兼雑談ルーム

 

このように3つの部屋があって、基本は学び合い教室だけど、学ぶ場所を決められる。内容や気分によっては、自習室にいくし、気分転換に雑談にくることもある。そんな感じ。ちょうど、某予備校のようかも。自習室と学び合い教室は、バイトの人に読書か勉強してもらっておく。指導はしない。ただ、管理人をやってもらうだけ。

学び合い教室の学習内容は、入試レベルから学校レベルまで色々。構成人数にもよるけど、缶詰塾より相対的に結果でそうだな、って思う。

 

③最近、役に立つことが増えてきた

 

今日、「頼りになるなあ」とか「おにさん、グッジョブ」と言われました。今までこんなことを言われたことあったっけ?なんか大変な仕事をしているのに、誰からも相手にされなくて嫌な気分になったことばっかりだったけど、ただ自分の仕事が順調にするためにしていたことが「役に立つ」と言われることに。不思議なものです。

もしかしたら、僕は人が求めることを見抜いていなかったのかも。人が求めていないことを一生懸命やってたのかも。

人が求めていることをすれば、感謝されるし、役にたつし、評価もされる。単純そうに感じるけど、そうなんだ、と思う。

 

 

④『学び合い』のことを結構分析していたんだなあ、と思う。

『学び合い』のセオリーが結構体に染み込んでいる実感

課題、語り、可視化、評価・・・すべて意図的に行っているし、

進化している。それが、『学び合い』の教師の学び、だと思っていたけど、そうでもない人もいる。でも観はずれていない。だから、『学び合い』って教師のキャラクターによるものなんだなあ、と実感。

 

 

もうちょっと書きたかったけど、眠くなってきたのでやめ。

 

クラウドの問題点と戦略③

繰り返しになりますが、クラウドは広がらないと思います。

動画で研修、といいますが、自治体のオンライン研修を活用している人がほとんどいない実態からも、誰も見ないでしょうね。

 

さあ、それで困るのは自治体でしょうね。

相当なお金を投入した(はず)のに誰も活用しないのは。

今回、動画を見てみましたが、相当固い内容です。

制作にはかなり制限がかかっていそうですね。

 

さあ、困ったぞという時に

何でもいいから動画の数を増やしたい・・・

そうした時に、チャンスが来るのではないか、と思います。

その時に『学び合い』の動画を売り込みたいですね。

 

自治体は動画数を増やしたい、動画の閲覧を増やしたい

それを頼める人がほしい、

あ、『学び合い』の動画アップしている人・・・と

なるのではないか、と想像します。

まあ、その頃には私は全然違うことに関心を持っているかもしれませんがね。いずれにしても、

このクラウドにはしばらく注目していたいと思います。

クラウドの問題点と戦略②

クラウドへのアップは縛りが多く、手間もかかるため、あんまり進まない、と書きました。

 

さて次は、クラウドの問題点です。

まず、学校の先生たちに「クラウド」を使う習慣はほぼない、と思います。私の知る限り、google driveiclouddropboxなどのクラウドを使用している先生は、『学び合い』の学習会に来るような人たちで、同僚にはほぼいません。つまり、「クラウド」を日常的に使わない先生たちが、急に「クラウドサービス」がはじまりました、って言われてもあんまり関心を持たないでしょう。

 

また、教材を共有するような感覚を持ち合わせている人も少ないです。毎年同じ教科書を使って授業するのに、教材を一から作ったりする作業や、毎年同じ行事があるのに、それのマニュアルも何も残っていない。「去年どうしたの?」からスタート。私はそういうのがとても効率が悪いと思って、毎年どの学年の最後ににも教材や行事の資料を残すようにしていますが、こんなことをしている人はほとんど知りません。職員室で使っているパソコンのデータの乱立っぷりを見たら、もうがっかりします。何がどこにあるのか全然分からない、泥沼です。そして誰もそれに触れません。

 

すなわちデータの整頓をする習慣のない人に、クラウドを使う必要感はないのです。

 

そしてシステム。

このクラウドシステム、学校のシステムなのでセキュリティがしっかりしているのはいいのですが、ユーザーIDとパスワードの入力がいちいち面倒です。動画を見るというのは、授業中に動画で活用する時もそうですが、「ちょっと見る」という手軽さがよいのであって、YouTubeみたいな手軽さがいいんですが、このクラウドにはそれがない。

 

まあ、こういう状況からクラウドは広まらないでしょうね。

教員の働き方改革とか言っていますが、まずは意識改革しないと

ですね。難しいと思いますが。