『学び合い』のいいところ その1
【『学び合い』のいいところ その1】
クラスが仲良くなります。
『学び合い』に出会うまでは、子ども同士のトラブルがあったら、トラブルを解決できるように、「指導」していました。
お互いに言い分を聞き、
何がよくなかったのか整理して
必要があればお互い謝る。
「先生~くんが…」「~さんが○って言った」とかいう報告は後をたちません。
大きなものから小さなものまで。
もちろん子どもにしたらすべて大きいものなんでしょうけど。
毎日毎日、このトラブル解決に追われる日々が続きました。
「自分たちで何とかしてくれないかな・・・」と内心感じるほどでした。
『学び合い』は、毎日毎日、教科の学習を通じて、子ども同士で課題の解決を行います。解決の手段は子どもたちで考えます。うまくいかなければ次また考えます。
「一人も見捨てない」という土台があるので、固定化した関わりはなくなります。
いろいろなかかわりが毎時間毎時間、日に日に生まれていきます。
今まで席について、先生の話を聞いていた時間をすべて子ども同士の関わりに充てるので、相当な時間です。
すると、不思議なもので「先生~」という報告が極端に減ります。
もちろんトラブルは起こりますが、周りの子たちがすぐに仲裁に入ったり、相談相手になってくれるので、先生に報告するまでもないのです。
うちのクラスのある子がある日、日記に書いていました。
「今までは先生に言って、解決してもらっていたけど、今は自分たちで解決しています。自分たちで解決するようになってから、トラブルが減りました。」
子どもたちも実感しているようです。
質より量。
子どもたちは膨大な時間の中で関わりあうことで、お互いに理解し合えると思います。
『学び合い』は教科の学習にとどまりません。