一年間の成長
【一年間の成長を実感する】
『学び合い』を始めたころ、クラスはどんな様子だったか、子どもたちと話しました。
私「『学び合い』の課題が終わった後、みんなどうしてたっけ?」
子「課題が終わった後、よく遊んでいる人がいた。」
子「他のことをしている人がいた。」
子「自分のことだけしていた」
たぶん今だから実感できるんだと思います。
私「へえ、なんで今は遊んでないんだろうね。」
子「ムダだから」
「一人も見捨てないができないから」
「勉強しているほうがいい」
私「成長したねえ、みんな。ははは!」
『学び合い』の初期、学習中や課題が終わった後、何人かは外を眺めたり、虫を見たり、新聞をみたり…時にはお茶飲んだりしていました(笑)
『学び合い』の中期、そういう姿は目立たなくなりましたが、自分の課題が終わったら、ほかの子はそっちのけで予習をしたり、ほかの勉強をしたりしていました。
そして後期、最近です。
課題が終わった子は、課題が終わらない子に対してもちろん関わろうとします。
でも人数が多すぎたり、あまり必要そうではなかったら、「お願いね」の言葉や気持ちで、任せます。任せた後は、自分の考えを交流したり、練習問題作ったり、辞書で調べたりさまざまです。それぞれの勉強をしながらも、「一人もみすてない」は忘れず、課題達成ができていない子のことは、ちゃんと気にかけています。
もう私が担任でなくても、これからこの子たちは自主的に勉強して、
困ったらまわりに相談して、新しいこと見つけられるんだろうな。と思えました。
子どもたちの成長をとてもうれしく思います。