連帯責任
初めて『学び合い』を学んだときに感じたことは「連帯責任」です。
「全員達成」のために、他のだれかが犠牲になるのではないかと思いました。
学校あるあるなんですが、
「全員食べ終わったら昼休み」とか
「宿題全員出すまで休み時間なし」とか
「ルール守らないならボール禁止」とか
結構「連帯責任」の指導?って多くあると思います。
私は最初、これらに近いと思っていました。
特に「全員80点以上」などの目標は、とれなかった子に対するプレッシャーになるのではないかと考えていました。
しかし、そんなことはないんですね。
私なりの考え方ですが、「自分が損をするかしないか」がカギになると思います。
例えば、「給食全員食べるまで昼休みなし」は間違いなく、損する子がいます。
そして間違いなく遅くなっている子を責めます。
「給食を○時までに全員食べましょう」は損をする子がいません。
数人の食べ終わった子が、食べ終わってない子に何らかのアクションをすると思いますが、責めたりしないでしょう。たとえ食べ終わらなくても「全員食べ終わる」という目標が達成できなくても自分は損をしないからです。
このように考えると「全員80点以上」は、80点以上が取った子が損をしなければいいと思います。そうすれば、自然と80点行かなかった子に対するフォローができるようになるでしょう。
『学び合い』と「連帯責任」は似ているようで、全然違います。