「小学校1年生で『学び合い』できるんですか?」
今年度、何度か言われたことですが、できるもなんも、『学び合い』が当たり前になりすぎている毎日です。
今日の算数は久しぶりに「『学び合い』をします」と宣言して授業を行いました。
授業参観が近いので、スタンダードな状態にするためです。
特に何かが大きく変わったわけではありませんが、
最初に課題を提示し、「分かる」というのは何だろうか。
という話をしてスタートしました。
開始早々
「教えて~」の声。
自分の課題を置いて、何人かが立ち上がり教えに行きます。
今まではあんまり見られなかった光景です。
「ねえ丸付けして~」
「ちゃんと分かる?」
「これ教えて」
こんな声がちらほら聞こえてきます。
次第に課題を終えた子が、うろうろするをやめて、おのおの勉強しだしました。
プリントをしたり、ドリルをしたり、絵日記を書いたり。
もちろん、ずっと課題に向かい合っている子や、教えている子もいます。
黒板の前で「終わってない人~?」と確認している子もいます。
1学期は遊んだり、おしゃべりしている子もいたけど、最近は見なくなりました。
別に注意したわけでも、それについて語ったわけでもありません。
いつの間にか、みんなそれぞれ勉強するようになっていました。
このなんともいえない、「バラバラ感」が私が今まで経験してきた『学び合い』と違うところであり、すごいなーと思うところです。ふと、「小学校1年生で『学び合い』できるんですか?」という問いの意図を改めて考えてみました。「バラバラな状態で、子どもたちはちゃんと勉強できるんですか?」という意味だったのかもしれません。
答えは「勉強します」。
まだこれで1年間の半分きてないんだよなあ。
どんな成長を見せるんだろうなあ、子どもたち。
楽しみです。