教室に、誰かの帽子が落ちていました。
誰もそれを拾おうとしません。
教室に困っている子がいました。
誰もその子を助けようとしません。
教室でバケツの水がこぼれました。
誰も一緒になってふこうとしません。
学級文庫の本が崩れていました。
誰もそれを片付けようとしません。
1年生だからできないのでしょうか。
1年生にはそんなことを「気づかせる」必要はないのでしょうか。
いや、そんなことはないだろう、と思います。
1年生でも少しずつできるようになります。
なにせ、そんなことに比べたら私が1年生に言っていることはもっと高度だからです。
自分の課題を終わらせ、その後の自分の課題を考え、途中で周りの子の課題も考える。
言葉にしてみたら、相当なことを要求してるんだな、と思います。
でも、少しずつなんですが、できるようになってきています。
ただ、私自身がそれをすごいことだともっと思わなければいけないなと思います。
そもそも、困っている子を助けることも、落ちている帽子を拾うことも、本を片付けることも、「しなくてもいい」ことをわざわざしているんですから、すごいことです。
「なんでそんなことも気づかないんだ」
と思ってしまいがちな自分に待ったをかけて、「気にかけてくれてありがとう」
という思いを大事にしたい。「しなくてもいい」ことをわざわざするのは、
やっぱりそこに得があるからであり、何らかの価値基準があるから。
私はその価値基準を子どもたちに伝えていく役目があると思います。
p.s 眠くて支離滅裂ですみません。