『学び合い』を中途半端に実践すると失敗する。
ただ、中途半端に実践することが、すごく悪いと非難したいわけではありません。というより、どこからが「完璧」で、どこからが「中途半端」か自分で見極められる人はそういません。私だって、中途半端な時期がきっとあったはずですし、今も完璧かといえば、そうではありません。
ただ、本も読まずに、何となく授業のスタイルを真似して放任するような「にわか学び合い」が失敗をよび、非難を招いているという現状があり、それを危惧しているのです。
私自身は、実践を重ねるなかで「本当にこれでいいのか」という思いを常に持っていました。
今考えれば、「にわか」だった面はたくさんあります。
それが確信へと変わっていったのは、他の実践者と出会って話をしたこと、実践発表をすることで自分の考えをふりかえる機会を得たこと、様々な人が授業を見に来てくれたことです。
つまり、今危惧されているにわか実践者たちを非難するのではなく、確信者へと導くことが、私たちに必要なことなんだろうと思います。そのためにもセミナーをひらきたい。これを先日から私は考えていました。
そして昨日に提案すると、あっさり実現する方向に。
私としては、驚きの展開です。
自分でなにかをはじめようとするのは、いつぶりでしょうか。
さあ、これはワクワクしてきました。
まずは、話をきいて、ひとつのプレゼンにまとめることを冬休みにおこないたい。
若手の先生たちの自信をつけるとともに、「にわか」の人たちに気付きを与える。
よし、やろう!