今日、「このクラスはどんなクラス?」と聞いてみると、案外返事がありませんでした。絵日記形式にして、「保護者に伝える」ことを目的にして、書いてもらおうとしても、なかなか思いつかない子が結構いまいした。
出来上がった絵日記を見ても、「クラス」というより、何人かの友達のこと、遊んでいることなどを書いている子がいました。それを見てやっとわかりました。
そもそも「クラス」とか、「学級」とかそういう括りで物事をみていないんだ、と。
発達段階からしても、そんな子たちだっていてもおかしくないなあ、と改めてきづかされました。
そういう子たちにとって、「自分の世界」は、仲良しと先生くらいでしょう。
仲良しがいれば、「クラスは楽しい」「学校が楽しい」だし、
仲良しがいなければ「楽しくない」でしょう。
ならば、今まで語ってきたことが、全然わかっていない子もいておかしくないな、と思いました。
一年生担任している時は、もっとわからなかっただろうな、と。
そして、3年生以上を担任している時に、当たり前のように「クラス」のことを語ることができていたのは、
それまでの先生たちが「学級」ということを子どもたちに教えてくれていたからだと今更わかりました。
私としては、とてもいいクラスに成長したなあ、と思うわけですが、
「学級」という感覚を持っていない子、
比べるものがない子にとっては、「このクラスつまらない」と思ってもおかしくないな、と思いました。
あー、今更気付くことが多い。