平成最後だからとか関係なく
「ゆるいクラス」
「ゆるやかなつながり」
この「ゆるく」という言葉を最近よく聞く気がします。
この「ゆるく」ってなんだろうって思います。
なんとなく良さそうではあるんですが、まだ漠然としています。
クラスの雰囲気を語る時、私は「ゆるい」よりも「あったかい」という言葉の方が好きです。
「あったかい」とは、先生がニコニコしている。子どもたちの言葉が尖っていなくて優しい。
誰かが必ず気にかけている。どんな子でも受け入れている。そんな感じです。
雰囲気なので、言葉にしにくいのですが、色々なクラスを参観に行くとわかります。
「ああ、このクラスあったかいな」と。
ただ、「あったかいクラス」づくりの前に、子どもたちに対してしつこく言っていることがあります。
それは「安全と衛生」「時間」「学習の相互保障」です。
教室や廊下で走り回っていては危険です。怪我します。
給食時間は衛生的であってほしい。アレルギーの子に対する配慮は絶対です。
時間は守ってもらいたいです。1分でも無駄にするのはもったいない。
廊下は静かにしてほしい。ほかのクラス、学年の学習の邪魔はしてほしくない。
これをも「厳しい」というなら、私は「ゆるいクラス」を作ることはできないでしょう。
私はまず最初の1ヶ月でこの辺りをしつこく言うことが多いと思います。
ちゃんと理由を説明するし、基本的におだやかに言いますし、怒鳴ることはありませんが、繰り返し重要性を伝えているのに聞いてもらえない時は、感情がこもります。人間ですから。
クラスのシステムも少しずつ作ればいいやと思っていましたが、イライラしてくるのでやめました。
私の考えを通させてもらい、ひとまずシステムをつくりました。まあ後から子どもたちの成長とともに、改善していけばいいと思います。
「ゆるい」というのがどんなことなのか漠然としていますが、
私にとって子どもたちに「安全と衛生を守る」「時間を守る」「学習の相互保障する」がなく、
教室をまわすシステムがないのはどうしても私には合いません。
ひとまず、私にとって最低限の基礎は作って、それから「あったかいクラス」作りはできていくのかな、というように思っています。この前の学習会でも、このようなところが意外と共有されていないんだな、と思いました。みんなどう考えているんだろう。4月の学級経営。
平成最後だからとか関係なく、普通の投稿でした。