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6年前

6年前の2013年6月。

今と同じように5年生を担任していた私は書店で見つけた本で『学び合い』を知り、

ネットブックの『学び合い』の手引書を読んで、『学び合い』を実践してみることにしました。

 

当時の写真を見ると、板書の写真が多いことから、おそらく一斉授業を基本にして、時折「交流活動」としての「学び合い」を行なっていたようです。そして、『学び合い』の本を読んで「目標を示して子どもに任せてみる」「子どもを信じてみる」「全員達成を目指してみる」などを「実行可能な要素」としてピックアップしてその交流活動に取り入れているような形だったように思います。だから『学び合い』らしきもの、を実践していたと言えるでしょう。

 

芯のない、中身のない、方法だけの『学び合い』だったとも思います。

それでも、子どもたちはよく学び合っていました。

自分たちで遊びを考え、宿泊学習では自分たちで行動でき、学年の終わりにはいい雰囲気でまとまりました。

 

私の教師人生でいえば、この1年間の実践は、子どもに任せる授業の第一歩とも言えます。

今の私の実践につながっています。

でも、当時の子どもたちにはそんなこと関係ありません。

「それって『学び合い』?」とも言える『学び合い』でも、子どもたちを育てることができました。

 

それって『学び合い』のすごいことところなのではないかと思います。

今から『学び合い』をはじめようと思っている方であっても実践してみれば、そのクラスでもすぐに変化がある、と思います。ただ、本は読んだ方がいいでしょうし、本通りにやった方がいいでしょうね。最初は。

 

私は時間がかかりすぎましたし、運良く続けさせてもらったというのもあります、。