【第4話 フォーラムにむけて。実行委員会立ち上げ編】
第3話 http://f-manabiai.hatenablog.com/entry/2019/08/10/230121
2018年度、私はビギナーズ主催という1年間の目標と役割を得ました。
それは「『学び合い』の広がりを少しでもプラスにする」「福岡の教育を少しでもよりよくする」という当時の自分にできることが、目的でもありました。
一方でこのような想いもありました。
「福岡で全国フォーラムをひらけば、福岡の『学び合い』事情をさらによい方向に向かわせることができるのではないか」一年前の西川先生の言葉、Sgさんの言葉・・・そして、県外の会に参加したり、数々のセミナー運営を通して、「福岡の会のメンバーってすごい人ばかり・・・これは全国の方々に伝えられるのでは・・・」という想いもありました。
福岡で全国フォーラムをひらくためには、8月に行われる静岡大会に出向き、誘致を行わなければいけないことは、昨年の情報から知っていました。「2019年に福岡でやるには誰かが静岡で宣言しなければいけない・・・だれがするんだ・・・俺か?」
ちょうどそんなことを迷っている時に、ある出来事がありました(犯罪とかではない)
それによって、今までお世話になっていた『学び合い』の会の先輩方が、学び合う会に来れなくなってしまいました。どの方も落ち込んでいて簡単に「来てください」と言える状態ではありませんでした。「学び合う会を解散するか」そんなことも話題になりました。
今まで先輩方がいてくれたからこそ成り立っていた会。
ずっと続けてくれたらからこそ、今がある。
その先輩方にずっと頼ってきたことをこの時痛感しました。
そして、
「でも、ここで解散すれば、自分の、自分たちの、迷っている人たちの居場所がなくなる」
「俺がやるしかない」
そう思いました。
それから、ビギナーズと学び合う会、そのどちらもメイン主導していくことになります。
正直不安でした。でも、先輩たちが戻ってくることを願いながら、周りの力を借りて、踏ん張るしかない、と思いました。そして、この時「フォーラムの誘致役、実行委員長を自分がやろう」と決断しました。
しかし、大西がやりたいと言ってできるものではありません。
みんなでやらないとできるはずない。
だから、「福岡の会に意志を確認し、合意を得て、代表で自分が行く」と考えました。
幸い、7月には先輩たちが戻ってきてくれることになったので、その旨を話すことにしました。
「全国大会、引っ張ってきますけど、いいですか。」
反対する人はいませんでした。
「よし、やろう!」
そう言ってくださいました。
私も先輩たちが戻ってきてくれた福岡の会なら絶対いいものつくれる、という確信がありました。
そして、8月に静岡へ。
迷いもなく、立候補しました。
すると、長野県も手を挙げました。今までは2県挙げることはなかったので、どうするか話し合いが行われました。幸い、福岡から二人の仲間が静岡に来てくれた甲斐もあって、勇気をだし、私は福岡の状況を力説しました。
結果、福岡と長野の2県で全国フォーラムが行われることになり、無事に2019年の夏に福岡大会を行うことが決まりました。
「ああ、本当に福岡で全国フォーラムするんだ・・・。決めてしまった。」
そんな想いを抱いたまま、羽田空港で、lineで仲間たちに報告すると、快い返事が返ってきました。そして、「フォーラム実行委員の募集」をしました。その日だけで20名が集まり、8月末に第一回の実行委員会を行なうことにしました。
第5話