【第6話 いよいよフォーラムへ】
第5話
http://f-manabiai.hatenablog.com/entry/2019/08/10/230735
4月のセミナーを終え、実行委員でフォーラムのイメージを共有することができました。
新年度に入り、役割分担をしていきます。
◯が私がした仕事
◯実行委員会の企画
◯フォーラムの内容検討
◯lineグループに今後の検討内容の書き込み
◯Facebook、twitter、センセイポータル、こくちーずの管理
◯研究会会長への内容説明
◯ホールスタッフとの打ち合わせ
◯会場のつくり確認と受付の見通し
◯横断幕
・教育委員会の後援
・予算書提出
・チラシの作成
・懇親会
・インターネット用の宣伝ページ作成
・オープニングムービーの作成
・授業動画の承諾、撮影
・名札作成
・名簿作成
・受付時の看板づくり
・実践発表
・『学び合い』体験
・Tシャツづくり
私が仕事が増えるのは仕方ないと思っていました。覚悟を決めてましたから。でも、自分だけですべての仕事行うのは不可能だったので、仕事をお願いしていくことになるのですが、これが心苦しかったです。実行委員の多くは学校の教員であり、そちらが本業です。自分自身もそうですが、すごく忙しい時、精神的にきつい時は、一人ひとりちがいます。だから、フォーラムのことを考えられない、仕事ができないということはあって当然だろうとおもいます。私も、運動会や懇談会前は大変でした。
それはわかっていても、前に進めない焦りや、みんながどう感じているか分からない不安
がありました。しかし、私が怒ったり、やる気をなくしても仕方がない。自分の役割は「常にポジティブに前を向き続けること」と信じて、lineや実行委員会で呼びかけ続けました。
さて、新年度に入って一番最優先が、教育委員会の後援をとることでした。
それなしには、インターネット上に募集をかけることもできません。
I先生の尽力あって、5月の連休あけに無事が後援がとれました。N先生が作成したチラシ
使って、インターネット上にこくちーずを作成し、募集を行っていきます。ただ、まだ具体的な内容が確定してなかったため、6月のチラシ配布までには、確定させなければいけませんでした。
今回のフォーラムで一番時間をかけ、大事にしようとしたのが、「授業ビデオ」でした。
子どもたちを呼んで実際に授業を行うという案もありましたが、参加者が何をみればいいかわからず、ぼーっと眺めてしまうだけになりそうだ、という話になり、授業の動画を撮影し、それを『学び合い』実践者たちで解説、分析していく「ストップモーション」がよいのではないか、ということになって、授業のビデオを撮ることになりました。
まず、授業のビデオをとるには、校長と保護者の同意を得なければいけません。
保護者と校長に理解を得られているクラスでないといけないでしょう。
O先生の尽力もあり、土曜授業日に7名で授業見学と撮影できることになりました。
さすがO先生とその子どもたち。すごくいい雰囲気で学んでいます。ビデオを撮りながら、子どもたちの様子見ていると、なんだか温かい気持ちになれました。授業後、その動画を見ながら実行委員会のメンバーで、話をしていきます。この動画をつかって、参加者に何
伝えていくのか。動画(授業)の一部分ずつを止めながら、子どもの様子や『学び合い』のことをつたえていく、「ストップモーション」と名付け、フォーラム1日目の内容としました。当日見た方はお分かりかと思うのですが、 何番のカメラの何分何秒まで細かく指定し、必要なところを話していく。気の遠くなるような作業ですが、担当の方々が時間
かけて準備をしていました。それができたのは、何より「いいフォーラムをつくろう」という意志と、私たち自身が「子どもの様子見取る」ことを学ぶ必然性を感じていたからだと思います。
だんだん内容が詰まっていく中で「みんなで集まってがんばろう!」という雰囲気がうまれてきました。月一回の実行委員会も6月から2週に一回になり、必要があれば、さらに集まろう、とO先生が言ってくれました。授業のビデオをはじめ、事務系の仕事、チラシ、研究会との折衝、司会・・・いろいろありましたが、それぞれの担当が頑張ってくれて、フォーラムが形づくられていきました。
夏休みに入ってからはリハーサルを何度も行いました。
細かいセリフや進行を書いた紙を作成し、何度も修正をおこないました。
リハーサルを行うことで、一人一人の役割を明確化し、それぞれのできることを最大限がんばってもらうことが確認されていきました。暑い中、夜遅くまで受付の練習、シンポジウムの確認、実践発表の準備、を行いました。疲れてきつくなってくるとこですが、ほどよい焦りとほどよい連帯感でみんなでワイワイ準備をすることができました。
それぞれが強みを発揮して、自分で考えて行動している。
実行委員長がいないところでも、色々な物事すすみ、解決されていく。
ほどよい連帯感。先輩の先生方が、「みんなすごい」と言いました。
私も思いました。「みんなすごい」
一人ひとりのよさと強みが言えるくらい、
フォーラムを前にしてメンバーの距離がぐっと近づきました。
そしていよいよフォーラム当日になりました。
おそろいのTシャツを来て。
最終話