哲学対話
2学期から道徳の授業で「哲学対話」を行うことにしました。
参考になったのはこの本。
以前から道徳の授業における「価値観の押し付け」にとても疑問を感じていました。
昨年度からはじまった道徳の教科化に合わせて、そのような授業から転換したいと考えていたところ、ちょうど
この本に出会いました。読んでいくと、その疑問がすっきり解消されていきました。
また、道徳の授業で哲学的な対話を行うことは、自分の教育観とも、新しい学習指導要領が目指している「考え・議論する道徳」の実現にも合致するので、ぜひ行いたいと考えました。
1学期に「サークルトーク」と称して、クラスみんなで輪になって話す時間を何度かとりました。「哲学対話」を行う際に、「安心安全」は必須だと思うからです。発言をしてもみんなから否定されるような場、誰かだけが話すような場では、「哲学対話」を行うのは難しいでしょう。1学期に十分「みんなで話す」ことは慣れてきて、準備は整ったので2学期は、はじめるにはちょうどいいだろうと考えました。
今回はじめて行った「哲学対話」は「才能とは」をテーマにしました。私が意図して出したテーマではなく、教科書の内容に基づいたテーマです。だからちゃんと教科書は使用しています。
短い時間でしたが、大変盛り上がりました。(具体的に書けませんが・・・)
授業が終わった後も、話し足りないようでした。
これは、子どもたちを育てていく上で、とてもいい実践ではないか、と思います。これからも続けていきたいです。