今日は音楽発表会です。
私の所属する学年は、レベルの高い演奏に仕上がりました。周りから「すごい」という声をたくさんかけられるほどです。おそらく今日の発表会の後、保護者にもそのような評価を頂けるでしょう。長らく音楽に関わってきたからわかります。
しかし、私は不本意です。なぜなら、この演奏を作り上げる過程は私の望むものではなかったからです。でもそれに加担しました。学年主任なのに、止めませんでした。だから同罪です。だから苦しいです。せめてと思い、私の担当する楽曲は、質ではなく楽しさを求めました。1、2年生がワクワクするような音楽を目指しました。子どもたちにも私の願いを語り続けました。でもやっぱりトータルで見れば、不本意でした。
ストレスがたまり、イライラと悲しみを繰り返す日々でした。
子どもたちはすごい。
教師の言う事を聞いて、時間目一杯練習して、質の高いものを作りました。でもそこに子どもたちの願いや想いはない。そう考えていくと、運動会の表現や、研究授業も似ているように思います。
「あー、やっと音楽会終わった。これで昼休み遊べる」
ある子のこの言葉がすべてを物語っていると思います。
今まで付き合ってくれてありがとう。
もう終わりだ。
なんか少しでも経験になってくれたら嬉しいよ。