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指導ってなんだろうね

冬休みになりました。

長期休みの過ごし方について、

子どもたちには、色々な「指導」をするようになっています。

でも、結局のところ、本人と親の責任です。

それは教員も、親も、子どももわかっていることなんですが、

「指導」をしなければいけないことになっています。

 

答えは簡単です。

「子どもの安全を守るため」です。

一方で「責任を逃れるため」でもあると思います。

あまりいい話ではないですが、長期休みになると子どもが傷つく事故や事件があります。それを防ぐために学校ができることといえば「事前に指導する」ことです。

でもそれが子どもを本当に守るのかといえば、そんなに大きな効果はないでしょう。

結局は自分のことは自分または親が守らなければいけないです。当たり前なのですが。

 

しかし、何かあるとすぐに矛先は学校に向きます。

「どんな指導をいつしたのか」

そういう追求が学校に来るでしょう。

だから学校は事前に「指導」をして身を守ることを行います。

そして子どもたちに「指導」することになるのです。

 

私はこういう「指導」のことを「アリバイづくり」と考え

大して時間をとらないようにしています。

大事なのは「やったかやっていないか」ですから。

すごく粗末な言い方をすれば、子どもが長期休みにどう過ごそうと

教員には関係のない話なんですよね。だって家庭のことだから。

そこまで割り切っていいものか、という気持ちもありますが

割り切らないと、際限なく私たちは働かなければいけなくなります。

 

なんでもかんでもしてしまうから、学校に電話かかってくるし、対応しなければいけなくなる。「家庭に教育力がなくて、学校がしなかったら子どもがは誰が面倒見るんだ」

という声が聞こえてきそうですが、その答えは簡単「みんなでしょ」

 

地域でも行政でも近くの大人でも、みんなで面倒見ましょうよ。

学校はなんでも屋じゃないですよ。教員のできることなんて

「〜にはしてはいけません」と言うしかないんですよね。結局。

 

だけどまあ、子どもが事故や事件にあってはほしくない。

だから手をかえ品をかえ、子どもたちに「指導」をします。

だけどねえ、子どもは今日来ただけでも御の字なんですよね。

何が楽しくて寒い体育館に集められて話を聞いて、

通信表をもらうだけのために半日学校に来るんでしょうね。

 

「めんどいからいかない」となる日が来るような気がします。

少なくても大人だったら「今日行く意味ないから休むわ」と言えますよね。

 

 

さて、この「指導」について、

最近たくさんお説教をうける「不祥事防止」と全く同じことなんだろうな、と思います

それについてはまた次回。