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クラウドの問題点と戦略②

クラウドへのアップは縛りが多く、手間もかかるため、あんまり進まない、と書きました。

 

さて次は、クラウドの問題点です。

まず、学校の先生たちに「クラウド」を使う習慣はほぼない、と思います。私の知る限り、google driveiclouddropboxなどのクラウドを使用している先生は、『学び合い』の学習会に来るような人たちで、同僚にはほぼいません。つまり、「クラウド」を日常的に使わない先生たちが、急に「クラウドサービス」がはじまりました、って言われてもあんまり関心を持たないでしょう。

 

また、教材を共有するような感覚を持ち合わせている人も少ないです。毎年同じ教科書を使って授業するのに、教材を一から作ったりする作業や、毎年同じ行事があるのに、それのマニュアルも何も残っていない。「去年どうしたの?」からスタート。私はそういうのがとても効率が悪いと思って、毎年どの学年の最後ににも教材や行事の資料を残すようにしていますが、こんなことをしている人はほとんど知りません。職員室で使っているパソコンのデータの乱立っぷりを見たら、もうがっかりします。何がどこにあるのか全然分からない、泥沼です。そして誰もそれに触れません。

 

すなわちデータの整頓をする習慣のない人に、クラウドを使う必要感はないのです。

 

そしてシステム。

このクラウドシステム、学校のシステムなのでセキュリティがしっかりしているのはいいのですが、ユーザーIDとパスワードの入力がいちいち面倒です。動画を見るというのは、授業中に動画で活用する時もそうですが、「ちょっと見る」という手軽さがよいのであって、YouTubeみたいな手軽さがいいんですが、このクラウドにはそれがない。

 

まあ、こういう状況からクラウドは広まらないでしょうね。

教員の働き方改革とか言っていますが、まずは意識改革しないと

ですね。難しいと思いますが。