けテぶれ✖️『学び合い』
けテぶれ✖︎『学び合い』???
Twitterで結構みかけるので疑問に思っていました。
✖︎って並列って意味だよねえ。コラボっていうか、合わせるというか。
『学び合い』って「考え方」だから、何か違和感あるんだよなあ・・・
とはいっても、知らないものに対して違和感を持ち続けても仕方ないので、本を読んでみました。
読んだけど、やってみないとわからない!ということで、導入したのは2学期から。主に、漢字練習、テストのやり直し、計算ドリルの学習に活用しました。
感想・・・先生にとっても、子どもにとっても分かりやすい。
計算ドリル◯ページ 漢字◯ページ・・・のように決まった量を決まった内容で取り組む宿題を変える(革命する)ことができる実践だろうな、と思います。考えた葛原先生、すごいですね。年代近いみたいなので、尊敬します。
でもやっぱり「けテぶれ」✖️『学び合い』はなんか違うなあ、と思います。が、しかし・・・これを説明する例がいまだにうかばないんだよなあ。
ひとまず、私の捉え方は、こう。
『学び合い』は授業だけでなく、学級経営、学校生活、その後の生き方など大きい枠組みだと考えます。そして、その考え方をもとに、『学び合い』の授業を行います。わりと広いくくりです。一方「けテぶれ」は、限定的です。
私は、ドリル学習と宿題でしか、活用できませんでした。本を読んでいると、いろいろと広げられるみたいですが、授業で活用したのは「分析」までです。もちろん、ドリルと宿題で取り入れた効果は、子どもたちに感想を聞くと、大きいように思いましたが、やっぱり『学び合い』とは違って、✖︎でつなぐことものではない、と思いました。
朝の会✖︎『学び合い』
掃除プロ制度✖︎『学び合い』
例えば、私は『学び合い』を実践しているけど、朝の会も掃除もしています。それを✖︎とすれば、まあ言えなくもないので、いくらでも挙げることはできるけど、まあ、わざわざつなぐ必要はないかな、というところ。
ちょっと話変わって、宿題に関してだけど、私はどちらかというと「宿題」をなくして、「家庭学習の自学」が今年一番よかったなと思います。
ただ、この自学もまた、難しいとことがあって、自学の内容を任せすぎると全然質が高まらないことがありました。
例えば、漢字を3個書いて終わりとかありました。
そういう時に「けテぶれ」
これは効果ありました。
そりゃ100点取れない子が、3個だけ練習しても100点取れるわけないですからね。「けテぶれ」はそんなことにも子どもたちに気づかせてくれたのではないか、と思います。
自学✖︎けテぶれ なら大いに納得ですね。
さて、話を戻しますが、けテぶれ✖︎『学び合い』といいたくなるのも分かります。なぜなら自分で考えて、自分で決めて、自分で学ぶ・・・「主体的」ともいえる子たちを育てていくってのが共通しているからです。
でも、そう考えると、「けテぶれ」するかどうかも選べるようにならないといけないんだろうな、と思います。
上に3個しか書かない子って書きましたけど、3個しかしなくても漢字100点取れる子もいるんですよね。そういう子に「けテぶれ」はいらないんですよ。もっと羽を伸ばして学んでほしい。「けテぶれ」を強制させない。あくまで手段の一つ。
『学び合い』は学び方を指定しません。
でも、学び方の一つも教えないと子どもたちは迷うこともあるでしょう。
漢字3文字で終わってしまうでしょう。
だから「けテぶれ」
けテぶれはすごく優れた手段の一つだと思います。
これから先も子どもたちに勧めようと思います。
そういう意味では『学び合い』✖︎けテぶれとも言えるのかな。
終わり
けテぶれに敬意を込めて
【追記】よければこちらも。