#9 これだああああ!
今朝、Twitterで興味深いアカウントと塾を見つけました。
これだあああ!と思いました。
以下ホームページの一部紹介を引用します。
「こべつ」って「個別」じゃないの?
当塾の学習形態は教科書や黒板を使って一人の授業者が大勢の児童・生徒に対して授業を行う一斉指導(いっせいしどう)ではありません。
学力や理解力が異なる子どもたちに同じ学習計画で指導を行い、どの子も均しく力を伸ばすことはできないと教員時代に痛感したからです。
そこで当塾では、どの子も「わかる」「できる」を実感できるよう「その子」に合わせた学習計画を組んで「その子別」に習熟度別学習を行います。だから子別指導です。
一人ひとりに対応する子別指導も、教員経験20年で指導のプロである塾長が自立学習型ICT教材「すらら」や映像授業を視聴して学び直しも先取り学習も進められる「eboard」等を活用して行うので可能です。
優しくても甘くない塾長が、毎回の学習を細やかにサポートします。
(略)塾の指導
当塾ではICT教材「すらら」と「eboard」を主教材として学習指導を行います。
どちらの教材も塾と家庭での学習状況を指導者が一括管理できるので、子別の計画に基づいて学び残しを無くしながら学習を進めさせることができます。
「eboard」は無料登録して家庭で使用することもできますが、中学生が自分で計画を立て、自分を律しながら学習を進めることはとても難しいことです。そこで塾が契約することで塾生さんたちが制限なく使用することができるようにしました。生活リズムや部活の状況などを考慮して家庭学習の計画を立てさせ、進捗について助言することで、実際に定期テストの点数が5教科合計で20点~80点アップしています。
もちろん、これらのICT教材だけを用いて学習を進めるのではありません。必要に応じて教科書やワーク、問題集等を活用して子別の演習や説明も行います。ICT教材を用いた学習+教育のプロである塾長の指導でサポートしているのです。
当塾は開校時間内であれば部活等の都合に合わせて通塾時間を自由に設定していただけます。学習指導だけでなく授業中のノートの取り方や家庭での学習の進め方のアドバイスも行います。
>>学力や理解力が異なる子どもたちに同じ学習計画で指導を行い、どの子も均しく力を伸ばすことはできないと教員時代に痛感したからです。
本当にこれにビビビ!ときました。
「一斉授業ではどの子も均しく伸ばすことができない」
これに気付けない、気づかない教員がどれだけ多いことか。
それによって多くのチャンスを失い、苦しんでいる子たちがいることか。
そして、塾で「どの子も伸ばす」ことを実現しようとされていることに、ロマンを感じます。
そして、ここで紹介されているICT教材「eboard 」これもアツい!
いやー、全然知らなかったですよ。本当に。遅れています、自分。
こんな教材があるのね。すぐ活用したい!!
学校でもオンライン授業を取り入れようと、先生たちが新しく授業動画を撮影している様子を見て、そもそもその考えが違うんだよ…と思ってしまう。
— ラオスのジーコ🌏オンラインスクールみんなの学び館 (@laolaos_koji) 2020年4月8日
既存のクオリティの高い動画授業なんていくらでもあるのに、そこに時間を割くのはもったいない。
そうそう、今ゼロから作るんじゃなくて、活用すればいいじゃん!
知らないだけで、いっぱいあるよ。自分も含めて、全然情報のアンテナが低いし、狭い。
実は、私が務める自治体もICT活用を進めているようなんですが、どうやら、ジーコさんのご指摘の通りになりそう。
そして、こうも言っています。
オンラインを用いた学習において先生の役割は授業を作ることではなく、子どもたちのモチベーション上げたり、1人1人あった教材を選ぶこと。
— ラオスのジーコ🌏オンラインスクールみんなの学び館 (@laolaos_koji) 2020年4月8日
『ティーチングよりもコーチング』がメインの役割になる。
その考えがないとリアル授業の劣化版のオンライン授業を作るだけになってしまう。
オンライン授業でも、一斉授業だったら意味がないなあ、とはずっと思っていました。そして家にICT教材があればいいってわけでもない。ジーコさんやBrush upさんも言っているように、教材をどう活用するかが必要だし、自分で計画を立てるなんて、そう簡単でもないので(自分がまさに今そう)「コーチング」「コーディネート」が必要なんだろうな、と思います。
これから公立の学校は、このような方々に学ばないと!
たまたまだったけど、こういう情報を得ることができたのは貴重です。
こんな状況じゃなかったら、すぐに話聞きに行くのになあ。
やれやれ。しばらくは、家でできることをしよう。