#12 はじめの5冊を攻略する②
「はじめの5冊を攻略する」の続きです。
私がこの数日間でまとめたのは、
です。
この3冊を読んで、項目を分類するだけでも5日間かかりました。でも、いくつかのことが分かりました。この3つの本に書かれていることを私なりに項目立てすると以下の通りです。
『学び合い』の考え方と『学び合い』の授業の概要
『学び合い』における子どもの学び
一人も見捨てない
学校観と子ども観
はじめの語りと目標と評価
授業の言葉かけとテクニック
課題の作り方
トラブル対応
保護者と同僚への理解
という9項目に分類できました。
残りの2冊もどんなことが書いてあるかはだいたい分かっているので、
おそらくこれらの項目に分類できると思います。
さて、3つの本を読んで分かったことは
それぞれの本にしか書いていないこと
それぞれの本で詳しく書いてあること
どの本にも書いてあること
があるということです。
まず、ステップアップですが、この本はオールマイティーな本だと思います。『学び合い』に必要なことがほとんど書かれています。しかし、弱点があります。それは、満遍なく書いてあるので、それぞれの項目への説明が簡単、ということです。また挙げられている例も、
馴染みにくいものが多いもしれません。
一方で残りの2冊
「言葉かけ」と「週イチ」ですが
「『学び合い』の授業に特化した本です。
この2冊を読めば、『学び合い』の授業はできる、と思います。
題名の通り、「言葉かけ」には、授業中の様々な場面における、「教師の言葉かけ」が書いてあり、「週イチ」には『学び合い』の授業をはじめから行なっていく過程が丁寧に説明されています。順番としては、「週イチ」を読んで、「言葉かけ」を読んだ方がよさそうです。
上にも述べたように、2冊の本に書かれていて、「ステップアップ」にも書かれていることもあります。おそらく、どの本にも書かれていることは、『学び合い』を実践する上で大事なことであり、『学び合い』は考え方だ、ということを理解するために必要なことだと思います。
例えば、「一人も見捨てない」「全員達成」についてや『学び合い』が何を願っているのか、どういう目的で行われるのか、はどの本にも表現をかえて同じように説明されています。つまり、ここが肝なんだと思います。
一方、「週イチ」にはこの本にしか出てこないワードもあります。
例えば「課題の古畑型」
くわしくは本を読んでほしいのですが、課題づくりをする上で、私がすごく気に入っているワードです。このワードは「週イチ」でしか出てきません。他にも「可視化」とか「小学校低学年での対応」など、他の本にはあまり見られない、細かい対応策も載っています。『学び合い』を実践し続けている方でも読み直して損はない、と思います。
さて、簡単に「はじめの5冊のうちの3冊」をまとめたことを書きましたが、あと2冊残っています。これは来週の私の課題です。そして①にも書いたようにkindle本にまとめて行くことも行っていきます。
自分にもできて、誰かの役にも立てて、『学び合い』が広がるきっかけにもなるかもしれない。こんなご時世ですが、自宅でワクワクしながら作業をしています。また、更新しますので、ぜひ応援してくださいね。
一人で寂しくしているので、応援嬉しいです。ははは。