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#18 教育村

なんだかんだ言って自分は「教育村」にいて、周りのことは見えてもないし、分かってもない。だけど、それはどうしようもないから、できるだけ情報を仕入れて考えるようにしようと思って、4月から朝刊を買って読み続けました。今読んでいる新聞を全体を俯瞰してみると、新型コロナ関しては
 
・休業補償をどうするか が6割
・感染者数について 1割
・教育現場、家庭の教育 が1割
・医療現場が混乱 が1割
・その他 
 
って感じだと思います。でもやっぱり自分が注目する記事って、教育に関すること。世間の多数の関心ごとは、割かれている記事の割合にあるように、休業補償なんだろうな、と想像するけど、自分の身近なことではないので、やっぱり関心は薄い。また、記事はあるのに、医療現場のことにも関心が薄かったな、昨日のZoom会議で感じました。
 
ネットの記事やテレビの情報は遮断するようにしました。ちょうど「ファクトフルネス」を読んだってこともあるけど、やっぱりそれらの情報は、体に悪い。発信する側も悪気はないんだけど、「見たくなる」「不安になる」情報が詰まっているな、と思います。それをもろにくらっている妻が毎日新型コロナ不安に苛まれて、相対的にものすごく安全な場所にいるのにも関わらず、合理的な判断ができず、なんかもう精神的に大丈夫か?と思うレベルになってきていて、話を聞いている自分も昨日は耐えられなくなってしまったけど、そういう人って結構増えてるんじゃないかな、って思います。
 
みんな不安、見通し立たないのは不安。そりゃそうだ。だからうまくコントロールしていかないと。
 
で、今は本当に「必要」な情報をどう仕入れるのかが重要だな、と思います。
昨日、医療従事者の方の話を聞いて、教育村の話なんかよりも、もっと深刻だな、と思いました。
 

マジで、学校なんか再開している場合じゃない。

 
医療崩壊して困るのは、全国民だよ。自分も含めて。
 
「子どもたちの命を守る」ことが学校休校の上位目的だと思っていたけど、もっと上があった。「自分も含めた家族の命を守る」ってこと。いや「国民の命を守る」ってこと。
 
もし、自分の子どもがコロナに感染しなくても、全然違う病気で緊急を要することになった時とか、ちょっと買い物に言って、車に轢かれたりとか、車を運転していてぶつかってしまった時に、「今は病院が逼迫しているので、処置できません」ってなることが目の前に来ている。
 
なんて恐ろしい。
 
 
適切な医療が受けられないことは、誰しもが命の危険にさらされるってことだ。
コロナにかかるより、もっとリスクが高いかもしれない。
 
学校が再開すると、たくさんの子どもたちが風邪を含めて病気になるよ、怪我するよ。そしたらその子たちが病院に押し寄せる。今でもギリギリなのに、病院はもっと逼迫する。もちろんコロナに感染する危険性もゼロじゃないし、かかることによるリスクもあるし、それが大人に感染していくリスクもある。高齢者や基礎疾患がある人の死亡率が高いのは前から言われていたけど、学校再開したら、そのリスクものすごーーーく高まるわけだ。
 
病院はもっともっと逼迫する。
医療崩壊」なんて言葉があって「本当かな」と思ってたけど、これは本当に起こりうるというか今まさに起こっているってことが、マスコミの情報なんかよりも昨日、リアルに伝わった。マスコミの発信じゃ全然やばさが伝わらなかったもの。
 
なんかもうさ、教育村の方々、5月6日から学校再開するみたいなことを意識しているようだし、僕もそうなのかな、くらいに思っていたけど、これはマジでやばい、やめよう。
なんかもう、5月6日に学校再開して、3密に気をつけて過ごしましょう、みたいなのが容易に想像できるけど、やめてくれ。確かに子どもたちのことが気になるけど、ダメだ。素人の僕でも分かる。学校再開はまずい。
 
自分と自分の家族と国民のために、休校を続けよう。言い訳は何でもいいから。
休校続けたら、いよいよプリント配るとか教科書配布するじゃ、一番気にしている「教育課程」をどうしようもカバーできなくなるでしょ。なら、オンラインしかなくなる。文科省もそれでいいって言ってるじゃん。しかも、今よりもお金かける必要がないですよ。
 
無駄なお金と無駄な労力をかけてその場しのぎなんてもうやめて、休校続けながら、次に進みましょうよ。それが絶対いいって。今までは静観してきたけど、まじで今、オンライン化の進まない教育現場がやっていることがバカバカしくって呆れるよ。先生たちもそうだよ、「こんなのバカバカしいだろ」って声あげないと。そしてみんなで言おう。「休校延長」と。