#20 どうするオンライン授業?
4月が始まって20日経ちました。
4月はじめに出された緊急事態宣言以降、育児休業中の身でしたが、どうしても学校現場のことが気がかりで、「自分も何かしなくては」という気持ちに押されていました。
3月から続く休校が4月も延長になり、5月も本当に始まるか不明です。
(個人的には#19に書いたように、延長すべきだと思います)
まず始めに思ったのが、「子どもたちの学びの場を保証しなくていいのか」でした。
4月6日の週、多くの学校が始業式を迎える予定でしたが、延期になったと思います。一方で、あるフリースクールがオンラインで「始業式」を迎えていました。
正直、これには衝撃を受けました。
言葉は悪いですが、学校に行けなかった子たちが学ぶことが保証され、学校に行っていた子たちが、学ぶ場が保証されていない、というわけです。もちろん、家庭によっては学ぶ環境は整っているでしょう。でも、それはすべてではないはず。
公立学校もいち早く「オンライン化」すべき、と思いました。
すると、熊本市では、オンライン授業が進んでいることが報じられます。
以前から熊本市の動きは他の自治体よりも進んでいることは知っていましたが、こうもはっきり「差」が出ることになるとは。
それから少しずつ「オンライン授業」に取り組む、学校が取り出されてきました。
ここで、ふと思ったわけです。
先生たちが動画作るわけ?みなさんそんなに授業と編集に自信あるんですか?
正直、自分は授業の動画を撮りたいとも作りたいとも思いません。なぜなら自分の授業動画なんて多くの子にとって「つまらない」から。もっと授業のプロがいるでしょうし、編集もプロがいるはずです。私にそんな力はない。子どもたちはYouTubeで色んな動画を見ていると思いますが、本当にクオリティが高い。内容も編集も素人ができるものじゃない。どう考えても、素人が授業動画を作ったところで、観てる子たちは「飽きる」と思いました。
学校でつまらない授業を聞かされているのと何も変わらないじゃん。
「学びの場の保証」と言いましたが、こんなものは求めていない!!!と思いました。でも、これが主流になるということは、まだまだ学校における「授業」というもの、「学校」というものが、学校関係者にとってのマイノリティなんだろうな、と残念に思っていました。
やっぱり「授業」「学校」への考え方を根本的に変えなければ、オンラインだろうが結局同じ、と思いました。そこで、自分にできることは、『学び合い』を広げるしかない!と思い、『学び合い』関連本の発信やZoom学習会を企画します。
そんなところに、熊本市の取組が。
https://kyoiku.sho.jp/46630/?fbclid=IwAR06DSjfV1nKGDB5ixdT0hRr6WyzZTAY6tHaZNDbwkfo68R1xVrvd8E8tn4
子どもたちの学びが一方通行ではない。
子どもたちの一人ひとりの学びを充実させる方向性。
ああ、これだ、と思いました。熊本市は、何歩も進んでいる・・・。
残念に、そして羨ましく思っていたところ、ふと思いました。
ロイロノート?
そういえば、最近こんなワードを目にすることが増えてきた
slack
google class room
microsoft teams
zoom
全然、わからない・・・。Zoomしか使ったことねえ・・・
ああ、まずい。自分も遅れている、と思いました。
おそらく、こういうツールを活用していくことが、これからのオンライン授業では欠かせないんだろうな、と思います。でも、使ったことないからわからない。そして、手を出せてない。
ああ、なんか偉そうなこと言ってたけど、自分も対してオンライン授業のことよく分かってないのかも・・・ひとまず情報だけは集めておこうと思い、リンクを見つけたら保存しておくことにしました。
まだまだ、見つけた記事はたくさんありますが、ひとまずこれだけ。
でも・・・情報を仕入れていてもやっぱり気になる、自分の周りの状況。
「そもそもオンライン授業、はじまるの?」
https://www.mext.go.jp/content/20200410-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf
4月10日の文科省の通知の引用
紙の教材やテレビ放送等を活用した学習,オンライン教材等を活用した学 習,同時双方向型のオンライン指導を通じた学習などの適切な家庭学習を課す等, 必要な措置を講じること。特に,臨時休業が長期にわたり,令和2年度の教育課程 の実施に支障が生じる場合には,主たる教材である教科書に基づく家庭学習を臨時 休業期間中に課すよう,工夫が求められること。
指導計画等を踏まえながら家庭学習を課し、教師がその学習状況や成 果を確認し、学校における学習評価に反映することができること。 家庭学習の学習状況及び成果の把握に当たっては、例えば以下のような方法が考え られるところであり、児童生徒の発達の段階や活用する教材等を踏まえて、これらを適 切に組み合わせて行うこと。 <学習状況及び成果の把握の方法の例> ・ワークブックや書き込み式のプリントの活用 ・レポートの作成及びそれに対する教師のフィードバック ・ノートへの学びの振り返りの記録 ・登校日における学習状況確認のための小テストの実施
要は、紙やオンラインで家庭学習すすめてね。いずれにしても、何らかの方法で評価をしてね。
ってことか。
ということは、オンラインするかどうかは自治体に委ねられているわけか。まあ、事情が色々あるからそりゃそうだけど、結局これって「プリント配布して、学校始まってからテストしたらいいよね」と受け取っていいわけであって、「オンラインを進める」ってことにはなる必要はないのか。ということは5月7日に学校再開を想定していたら、そこまでの間何とかをつないでおいて、あとはどう補充をすればいいか考えればいい、ってことになるのか。わざわざオンラインを進めなくてもね。
でも、この記事にあるように、5月7日の再開が延期になることもあるわけで。
そうなるともう、今週から動いておかないと、オンライン授業間に合わないことになる。
やっぱり5月7日に学校再開するか決まってからじゃ遅い。
でも、それを待っている自治体も多い気がする。
ギリギリまで様子を見るのか。
また、5月7日再開しても、再度休校の可能性があるから、
オンラインは避けられないんじゃないかな。
自主休校をする子も多いだろうし。
オンラインの中身とか、ツールとか色々考えないといけないことあるけど、
やっぱりまずは、「子どもたちの学びの場を保証する」ことだ。
P.S 自分が書きたい内容に届きませんでした。今、自分が書きたいのが、「オンライン進んだ後に、お前はいったい何したいのさ」ってこと。オンライン上でどんな授業するとか、オンラインで『学び合い』の環境を作るかということではない。
『学び合い』の考え方をどうオンラインでもリアルでも同時に活かせるようにしておかないとな、ってこと。
これから先、6割の子は通学、4割の子はオンラインってこともあるわけで。そこらへんを考えておきたい。まあ、でも『学び合い』の考え方を活かすのは、そんなに難しいことでもないか。いや、やっぱりそこに至るためには、オンラインの整備は必要だ。
通学しない子に関わる方法がないのは、だめだ。やっぱり、オンラインの流れは作らないと。
何が言いたいんだ・・・。長い追伸www