核心
同僚が一人、辞めた。
「辞めたんだ、へえ〜」
「辞めるよね、まあ仕方ないよね」
「辞めたんだ、次誰が変わりだろうね」
カーストの高い位置にいたり、クラスの輪の中にいたりした人たちは、それに入れない人の気持ちも分からないし、分かろうともしないし、無意識に「排除」していることにも気づかない。
「辞めたんだ・・・ああ、あんまりサポートできなかったな」
と後悔できる人がどれだけいるのか。
まあ、それでもいい。
でも、私は、誰かが人知れず苦しんでいたり、一人ぼっちになっていたり、していたら気になってしょうがないから、声をかけるし、できる限りのことはする。でも、その方は辞めてしまった。もしかしたら自分の関わりなんて、ただの自己満足だったのかもしれない。だから偉そうなことはいないけど。
一人も見捨てない社会、そして職場であるといいな。
だって、自分が同じ目にあった時に、何も気にかけられないのは寂しいもの。