仕事の優先順位
教員の仕事が特殊なのか、一般的なのか分からないけれど、
「仕事ができる・できない」というものも、教員の仕事にはあるのではないか、と思う。
一番分かりやすい「仕事」は「授業」なんだろうけど、ひとまず「授業」や「子どもへの対応」は置いておいてそれ以外の仕事について、考えたい。
教員の仕事量が膨大で、「働き方改革」をという声を聞くことは、最近になって増えたけど、
その仕事量を増やしているのは、「教員自身」というように思うことがある。
まず、無駄が多い。
次に整理整頓ができてない。
そして、仕事の優先順位がつけられない。
無駄が多い、というのは何でもかんでも紙で行い、情報機器を活用しないことをはじめ、
かけた時間に対して見返りの少ない「やっただけ」の研修や、大量の提出書類、前年踏襲の行事など、一向に「見直そう」という気配がない。
次に、整理整頓。
整理整頓については、人それぞれの性格によるものが多いと思うが、やはり職員室の机や、教室が片付いている、書類やデータの管理ができている人は、仕事の効率がいいように思う。
整理整頓できないことで、「必要なものがどこにあるか分からない」ことがおこり、締め切りに遅れたり、他の人の仕事を増やしたりしていることに、気づけていない。
そして、仕事の優先順位。
子どもたちに様々な授業を行ったり、体調不良や、ケンカの仲裁など様々なことが起こる中で、臨機応変な対応を求められるのが、教員の仕事。ほとんどん同時並行でいろいろなことをしないといけないから、それなりにスキルが必要だとは思うけど、上に挙げたような仕事にしても、授業や子どもとの関係にしても、一度に大量に同時に起こることがあるから、「何を優先すべきか」考える必要がある。
人によって差があることは間違いないけれど、案外「働き方」について話をする機会が少ない仕事だからこそ、「仕事の優先順位」というのはみんなで考える必要性がある、と思う。
結局何がいいたいかっていうと、
教員のICTスキルに差がありすぎて、困惑している、ということ。
地道に進めていかないと、「働き方改革」なんて遠い話だ。