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文面で伝わること

今年も元教え子(保護者の方)から年賀状が届きました。


年々「年賀状を書く」ことを辞める方が増える傾向にある中、書いてくれる方がいることは有り難いです。文面を読んでいるとその子とその保護者の方との思い出が蘇りますし、「もう○年生か」「もう高校卒業したの?」という驚きもあります。いずれにしても嬉しいものです。
小学校には「連絡帳」文化がまだ残っているところも多いのではないか、と思います。授業をしながら、宿題を見て、連絡帳に返信するなんてのは、まあまあ大変なのですが、私はできるだけ丁寧に返信することを心がけていました。というのも「それくらい」なら自分にもできることであり、私はいつも「こんな教師ですいません」という気持ちがどこかにあったから、だと思います。


私はこの連絡帳にどれだけ励まされ、学んだか分かりません。
私の書いた学級通信を読んで返事を書いてくれたり、授業や行事の節目に感想を書いてくれたり・・・もちろん褒め言葉だけでなくお叱りも何度も受けましたが、いずれにしても「頑張ろう」「反省しよう」という気持ちにさせてもらえるものでした。自分の教育観を疑うことができたのも、連絡帳のおかげかもしれません。
勤務校の違いか、時代の変化か、連絡帳に書く方が減ったなと思います。元々イレギュラーなものなので、期待すべきではないと思いますが、昨年度は「よければ書いてください」の一言連絡帳つきの学級通信に切り替えました(笑)それくらい、保護者の声を聞くこと、つながりを持つことは自分にとって重要だ、と考えています。


連絡帳が減ったことも、年賀状を書かなくなったのも同じなのかなあと思います。もちろん、そうなっていくことに対して否定はしませんが、ちょっとだけでも残っているといいなと思うことです。