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2020年度、オンライン授業へ

今週の土曜日1月23日に自治体の小学校は、オンライン授業が行われます。

12月に一人一台のChromebookが配布され、このオンライン授業が一つの「目標」でもありました。そしてこの目標は、1回目の緊急事態宣言の時の休校時の「願い」でもありました。

 

2020年度当初の学校の臨時休業中、私は育休を取得していました。学校や先生たちが休校の延長や、課題の配布などの対応に追われた上、在宅勤務を余儀なくされている実態を知る一方で、腹を立てた保護者の声を色々な場所で何度も聞きました。「学校は課題だけ配って何もしない」「子どもが友達と会えなくて、ストレスがたまっている」と。

 

育休中であっても、やはり学校関係者。居ても立ってもいられず、情報を集め、行動を起こしました。しかし、現実は厳しいものでした。詳しくは書けませんが、「できないのに、しない」「やろうともしない」壁にぶち当たりました。そんな中、私の勇気となったのが、付近の学校の活動。「『なんとかしよう』という人たちがいる」と思い「せめて、オンラインで子どもたちとつながれないか」と模索しました。

 

結局、模索途中に休校があけ、学校が再開することになりました。そして、私の育休もあけ、学校に復帰しました。今までと違う「新しい生活様式」の学校生活は、慣れるのに時間がかかりました。それから夏に一人一台端末の話があがり、夏明けからGsuiteの導入が始まりました。これでももう、休校になっても子どもたちが「つながり」を断つ必要がなくなる、と安心しました。それと同時に、これをしっかり運用しなかったら、また同じことになる、と思いました。

 

まずは、自分自身がGsuiteのことを学ばないといけない。自分が使えるようにならないといけない、ということで様々な情報を集めました。試行錯誤もしました。そして、職場で広げる活動を行いました。しかし、35分授業、カリキュラムの前倒し、土曜授業は相当な重荷であり、そう簡単にGsuiteのことを広げることはできませんでした。何度もくじけそうになり、途中病気にもなりましたが、なんとか一つずつ前進することができました。

 

そして、12月に一人一台端末の配布が、無事に終わり、1ヶ月ちょっと。勤務校では端末の活用がものすごく進み、オンライン授業の準備はさほど必要はないくらいになりました。ここまでこれたのも、休校当時「なんとかしよう」としていた方々の存在のおかげです。だから今度は自分が「なんとかしよう」と行動し、このように発信するようになりました。

 

いくつかの学校は「ひとまずオンライン授業を終えよう」というところもあるようです。

校内でそんなに研修を行っていなかったり、活用が進んでいなかったりしたら、そうなるでしょう。一方で勤務校は、「オンライン授業は通過点」という感じです。

普段からたくさん活用しているからこそ、そうなるのではないか、と思います。

 

あれから一年も経っていないのに、この変わりよう。驚くばかりです。

これからは、勤務校が先進となって、他の学校のモデルになっていけばいいなと思いますし、各校で奮闘している方を応援していきたいなと思います。