勤務校でICT活用が進んだ理由
明日はオンライン授業。
勤務校はおそらく「ICT活用度の高い」オンライン授業になるのではないか、と思います。そして、勤務校はレベルの高い「ICT推進校になった」と思います。
その推進役だったのが、この私、です。
どうだ、見たか(誰が?笑)
と言ってみたいところですが、全然私だけの功績だとは思いません。
いや、もちろんがんばりましたよ、色々。だからこそ嬉しいです。
ただ、「私だけの功績ではない」というのは謙遜とかではなく、本当にそう思っています。
様々な幸運が今の状態を築いている部分もある、と思います。
一方で「なんでこんなにうまくいったのか」というのは今後の「組織開発」を学ぶ上で考えをまとめておくべきではないか、と思うので、このようにブログに書いてみることにしました。
まあ第一に言えることは、
校長
ですね。
もうこれは、間違いないです。
私の人事も、私に仕事を任せてくれたのも、研修の時間を割いてくれたのも、チャレンジしようとしたのも、応援してくれたのも、宣伝してくれたのも、ぜーんぶ校長のおかげ。
これがなかったら、どんなに私が今以上の力があっても、ダメだったと思います。
一方で、校長次第でこんなにも変わるんだ、と思いました。校長のリーダーシップという部分が勤務校のICT推進に大きく貢献したと思います。
次に言えることは、
ICT推進役に時間的な余裕がある
ことだと思います。私は今年度、担任を外れていました。育休をとっていたからということもありますが、たまたま今年、GIGAスクール構想が前倒しになったこともあって、私にICT活用推進役がまわってきました。とはいえ、準備すること、学ぶこと、サポートすること・・・もう仕事がありすぎて、PCスキルも求められることから、時間と精神的な余裕のない担任だったら、おそらく今年の半分以下しか仕事はできなかったでしょう。他の学校で、担任をしながらICT推進を行なっていた方々は本当に大変だったと思います。
そして、最後に
アーリーアダプターの存在がある
ことだと思います。
今回のICT推進にあたって、これほどまで「イノベーター理論」があてはまったなと思うことは今までありませんでした。
推進役の私がすべての提案、環境整備、相談に応じるのではなく、各学年または、低中高学年に一人または二人ほどに「推進する」人がいたことが大きかったと思います。私が貸した本を読んで、自分なりに取り組んだり、自分で作った資料を学年に広めたり、サポートしたり・・・そんな広がり方がジワジワ見られるようになってからが、一気に活用度が増したのではないか、と思います。
苦手な方のサポートも忘れない
職員室内での差が生まれては、ICT推進校とはいえないでしょう。勤務校のすごさは、PCが苦手な人もその方なりに活用していることです。
・推進役がサポートする
・周りがサポートする。
・子どもに頼る、任せる(ことが大事だと伝える)
このようなことができたからこそ、少しずつ使えるようになっていったと思いますし、「自分でやってみて使えるようになろう」という心がけがどの方にもあったからこそだと思います。
それは、誰でもできることではないと思います。新しいこと、苦手なことに対して「やりたくない」「できない」と思ってしまうものだと思います。そういう方がたくさんいたら、ICT推進は無理だったでしょう。
他にも、勤務校は比較的子どもの情報モラルがあった、とか
推進役の私が、年代的に中堅域にいた、とか
ハード面の整備が早かった、とか
いろいろな要因もあったと思います。
だって、一年前はこの本を読んで
「そんな簡単に学校は変わらないよ」と思ってましたからね。
いろいろなタイミングが重なって、今に至ると思います。
最後にちょっとだけ言えば
僕の功績?笑
なーんて。