おに先生のブログ (noteに引っ越しました)

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夢とか就きたい仕事とか、そんなにぬるいことでいいんですか。

私は大学卒業後、無職でした。

理由は簡単です。自分に何があっているのか、何を目指すべきなのか、そのために何をしているのか、考えて行動していなかったからです。

 

「夢は叶う」

 

そんな言葉に洗脳され、それを頼りに生きてきたからだと思います。

決して夢を持つことを軽蔑しているわけではありません。

ただ、「夢」だけじゃ生きていけない、食っていけないことが大半だということを

ちゃんと理解した上で、どう「夢」と向き合うかが大事だと思います。

 

スポーツ選手や有名人が語るのはいいと思いますよ。

でも、教師がそれを語るのはどうかな、というのが私の持論です。

 

教師は、子どもが生きている力をつけていくのであれば、より堅実な道を教えることや

自分にあった道の見つけ方を教えるべきであって、「夢は叶う」みたいなフワフワしたものを

持たせるだけなのは無責任だと思います。

 

いずれ多くの子が現実を知って、自分に合った道を進むことになるとは思いますが、

それができずにズルズル「夢は叶う」と信じ続け、現実が目を背け続けるのは、もしかしたら教師をはじめとした大人の責任かもしれません。

 

決して夢を持つこと、夢をかなえることだけが人生ではない。

自分自身が満足できて、幸せだと思えばそれでいいのではないか、と思います。

その幸せは、職業の選択かもしれないし、余暇の過ごし方かもしれません

趣味かもしれないし、家族との時間かもしれません。

 

私は下手に「夢を叶える」ことを教えるよりも、自分にとっての幸せは何か考え、見つけることの方が大事なのではないか、と思います。そして、その幸せは、もう目の前にあるかもしれません。

 

 

というわけで、小学校の総合的な学習の時間などで、「キャリア教育」と称して、

職業調べなんてやって「ぬるい」ことさせていたら、もう時代に取り残されてしまうことを

小学校の教師は十分に注意する必要があるでしょうね。もうその職業は子どもたちが大人になったときは「ない」かもしれないんだから。

 

 


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