スマホに脳をコントロールされていました
私はスマホ依存症に近いと思います。
勤務時間内はもちろん使わないのですが、それ以外は結構画面見ています。
だから自宅では「触らない時間」を作ろうとする時期もありました。
なぜなら、レストランなどで子どもを目の前にスマホの画面ばかり見ている親を何度も
見たからです。「ああはなりたくない」と思い、使い方を制限しました。
最近のiPhoneは、何をどれくらい見ているのか分かる機能があるので、見てみると
1、ドラクエウォーク
2、Facebook
3、Twitter
4、Youtube
5、サファリ(Google)
ということがわかりました。
ドラクエウォークは、見ているというより、歩いている時に起動させているだけで、実際に
見ている時間は少ないので、一番見ているのは「Facebook、Twitter」だということがわかります。
上に書いたように、スマホを見ている時間の多くをSNSに使っているのは自覚があったので、
一時期、スマホのアプリから削除することがあったのですが、必要な情報を得られないことや、発信する必要性があることから、結局アプリで入れ直し、今に至ります。
さて、このSNS。特にTwitterの方は「いいね」がつくこと、インフルエンサーがいること、
「バズる」ことそれらの特性はすべて「スマホ脳」すなわち、人間の脳の特徴をうまく利用した機能であり、いうなれば「操られている」とも言えると本を読んで改めて気づきました。
確かに、何度かTwitterからは離れたことがあります。あまりにもどうでもいい情報が目に入ってきて、いちいち心を奪われるからです。それはそれで大量のミュートとブロックでなんとかなりましたが、結局今もTwitterの「依存性」に引き込まれていることになります。
TwitterやFacebookも含めて、大量の情報が手に入りやすすぎるのも、「注意散漫」になってしまう原因だというのも、確かにその通りだなと思います。
私はどちらかというと、「注意散漫」気が散りやすいタイプだと思います。
本を一気に読めないし、話をずっと聞くのも苦手です。
何かをしていたら、他のことが気になって同時並行でこなしたくなります。
そうならないように、場所や環境を変えることを工夫しています。
ただ、この本に書かれていたことで「人間は一つのことしか集中できず、何か注意を切り替える時に、時間がかかってしまう」というのは「なるほどな」と思いました。
確かに、10時間勉強してやろう、と受験生時代に意気込んでいても、結局実情は3〜4時間分くらいしか勉強できていない、ということはザラでした。うまく気を散らしながら、気分転換をしながら勉強する、というのが自分のスタイルだと思っていましたが、スマホを利用するということは、自分の特性を加速させて、より集中力を削ぐことが分かります。これはよくない。
一年くらい前から、朝のランニングと週数回の筋トレをはじめました。
仕事の環境が変わったからというのもありますが、1日の気分が全然変わることがわかりました。また、夜は一定以上の時間に間食をしないとか、睡眠時間は十分に確保するということも意識しました。体の調子がいい=仕事の調子がいい=気分がいい ということは自分の人生を充実させるということがわかりました。ストレスなんてものは、結局のところ、自分の脳が感じていることであって、その脳をうまくコントロールすれば、そんなものは「散らす」ことができることもわかりました。つまり、幸せかどうかは自分の「脳」次第で、「脳」が幸せを感じられる状態にすれば、幸せになれる。なんて、単純明快なのでしょうか。
よく寝る、栄養のよい食事をする、運動をする、スマホを必要以上に使わない。
これだけでいい。何かお金をかけなくていい。
そして、それらをすべて台無しにするのが、スマホ。SNS。
現代社会に生きる多くの人が、スマホに脳をコントロールされ、依存症になり、不幸になる。
なんてことだ。
これは教育に携わる身としても十分知っておくべきことじゃないかなと思います。
ダラダラ書きましたが、とても良い本だと思います。