5年前はまだ時期尚早だったのか
今日、探究をテーマにしている学校の公開発表会を見てきました。
「探究」と聞くとなんだかすごい研究をしているように聞こえますが、
僕はあまりそのようには捉えていません。
日常、社会、未来・・・自分なりに調べてみたいこと、課題に思うことを見つけ、自分なりに追究をしていく。その成果をまとめて報告する。
ざっくり言えばこういうものだ、と思います。
今回見学した学校の発表は、生徒たちがバライティ豊かにテーマを決めて、追究し、まとめていました。中には「そんなこと調べてどうするの?」というものもあったと思いますが、
先生たちは信じて任せていたのでしょう。生徒たちは気にすることなく、自分なりに取り組んでいました。
あくまで私の思った印象ですけど、生徒たち、とても爽やかでした。
おそらく、学びに向かう姿勢が、自分たちで何かを創り出していこうという姿勢が、
そうさせているんだろうな、と思います。
体育館で10ブースほどの発表場所を見ながら
「あ、これ5年前に自分が実践したものと同じだ」と思いました。
あの当時は、何のモデルもなくやったわけだから、よくやったな、と思います。
しかも全部「紙」
今は、タブレットがあるから便利だけどやっていること、目指していることは
変わらない。
ああ、あの時あの学びをした子たちは、その後の人生に何か生きただろうか。
教育の成果はそんな簡単にはかられるものでもないし、
当時はまだ時期尚早だったのかな。
でも、教育に時期尚早なんてない。まさに今、目の前の子たちにできることをする。
それだけです。