学校のICT活用は何のため?
Society5.0の時代がくるから
先日聞いた話
僕はずっとこのフレーズが頭から離れませんでした。
なんか違う。でも、何が違うかはっきり言えない。
そういうモヤモヤが残り続けました。
時代が変わるからICT活用?
ちょっと待ってくれ。ちょっと飛躍しすぎなんじゃないかな。
まず、目の前の子どもたち全員がICT活用が必須の生活をこれから先、送るのだろうか。
目の前の子どもたちのどれだけが、ICT活用が必須の仕事に就くのだろうか。
これから多様な価値観の時代なんだよね。
いろいろな働き方、生き方が広がっていく時代なんだよね。
なのに、なんで一律にICT活用をする?
多様な価値観の時代なら、多様な生き方があるなら、
すべての子どもが多様に生きられるようにすることが学校の使命だし、
そのために、何を使うか、どのように使うかは、子どもが選ぶべきなのでは。
ただこれも、Society5.0が何者かわからぬまま、考えているからモヤっとしているのであって、ICT活用って何を目ざしているからモヤっとするのであって、なら全部勉強しよう、と思いました。
以下リンク(読まなくていいです)
「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号) 【令和3年4月22日更新】:文部科学省
まあ、改めて読んでみて感じたのが
なーんかごちゃごちゃしてんな!
だけど、繰り返し同じことを言っているのも分かりました。
Society5.0ってのは、ものすごく簡単に言えば「テクノロジーによって社会課題の解決と人間の幸福を追求することを両立する社会」ってこと。で、学校はそれを目指していこうよってこと。
ははーん。ということはこういうことだ。
(ICTで)社会課題を解決しようとすること
(ICTで)よりよい生き方(学び方)を模索すること
うん、これは、ICTはあってもなくてもいいってことだ。
ICTで情報リテラシーを学ぶ
うん、これはICTがないと難しいな。
まとめると、
Society5.0時代はくる。
そのために必要な能力が情報リテラシー(情報活用能力)
それは、ICT利活用で身につける。
Society5.0時代に向けて目指すべきことは子どもたちが自分の人生をよりよく生き、
よりよい社会の作り手になってもらうこと。
それはICTとか使ってちょっとずつ学んでいく。
ってことかな。超ざっくり。でもこういうことだと思いますよ。
手前味噌だけど
ずっと昔からやってたよ、『学び合い』で。
何を今更って感じ。
つまり、文科省が書いていることって、新しいことのようでずっと同じなんだろうな。
目指すべきことは。または『学び合い』が先駆けだったのか。ま、どっちでもいいけど
一言いいたい。
Society5.0の時代がくるからICTを活用する
なんて簡単に言わないでね。
勉強して、腑に落ちて、自分の言葉で語ろう。
それが、求められていることだよ。