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デジタル・シティズンシップ

 

今日はこれを読んでいました。本の内容は、デジタルシティズンシップを

日本の「情報モラル」と対比させながら、説明していくというもの。

 

情報モラルといえば、メディアと関わる上で、起こりうるトラブルや危険を知り、メディアと関わるのを控えましょうとか、気をつけましょう、みたいなものが多い。この本ではその点にも触れている。

 

このような「気をつけましょう」「やめましょう」ではなく、もっとポジティブにどう社会と関わっていけばいいか。自分たちにはどんな責任があり、どんな行動をすべきか。そのようにスタンスがだいぶ違う。

 

私はもちろん後者を選びたいし、実際に学級経営はそのようなスタンスで行なってきた。

学級を一人ひとりがよりよくしていく経験が、自分の所属する社会の中でよりよい行動につながっていると考えていたし、子どもたちに話をしていた。

 

もちろん、それは自分自身も意識して行動すべきで、毎朝玄関掃除と、更衣室の片付け、特別教室の整理などを行なった。若干、自己満足な部分も、承認欲求を満たす部分もあったと思うけど「言うだけ」にはなりたくなかったから続けた。

 

でもそうやって、誰かが一つでも、二つでも気づいた時に、できることをしていけば、

教室とか学校とか小さなコミュ二ティはよりよくなっていくと思います。

「学校のきまり」とか「ルール」とか「人に迷惑かけない」とかそんな押し付けばかりじゃなくてね。

 

 

少し話はそれましたが、「デジタル・シティズンシップ」を本気で行なっていくのであれば、

そのような学級経営とか学校運営とか、授業を行なっていかないと根本的に合わないだろうな、と思います。ちょろっと話をして「デジタルシティズンシップしました」みたいなことにならないことを祈ります。