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【もうすぐ新年度】教師がやってはいけないこと

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もうすぐ新年度がはじまります。

いや、その前に今年度が終わらないと・・・と思う方もいると思うのですが、僕は学級担任をしていた時は、年度が終わる頃に新年度何をするか頭と物の整理をするようにしていました。教室を眺めながら4月から何をしてきたか振り返ることができるからです。

 

今年度は学校にいないので、このブログ上で【もうすぐ新年度】シリーズを書いてみようかなと思います。(続くかどうかは不明)

 

来年度以降は、教師になりたての先生と関わることもありそうなので、何を話すのか、どう関わるのかも考えておく必要があると思っています。特に自分にとっては「当たり前」になり「自動化」されている部分です。

 

職員室での振る舞い、授業の進め方、学級経営、保護者対応、校務分掌・・・考えただけで山ほどありそうです。

 

ただ、これらは時間をかけて学んでいくものだし、失敗しても取り返しのつくものです。

でも、教員の仕事には「取り返しのつかない」ものもあります。

例えば【飲酒運転】

これは一発で懲戒免職ですし、その自治体に与える影響はとてつもないと想像します。

以前、よその自治体で教員の飲酒運転が発覚したことがありましたが、飲酒の自粛や度重なる研修、報道対応など、ものすごい影響を与えたようです。

 

飲酒運転に関わらず、法を犯すことは教員以前に市民としてあってはならないことですが、

学校の教員だからこそ、マスコミに取り上げられ、社会に影響を与えるものが他にもあると思います。

 

・児童生徒へのわいせつ行為

 

これは教員だからこそインパクトが大きいように思います。児童生徒への体罰は禁止されていますし、あってはならないことですが、懲戒免職にはなった話はあまり聞きません。しかし、児童生徒へのわいせつ行為はおそらく懲戒免職ですし、社会への影響は大きいと思います。先日「わいせつ教員対策法」が制定されるくらい、児童生徒へのわいせつ行為に対する社会の目は厳しいと考えます。

www.nhk.or.jp

 

「いやーわいせつ行為なんて、そんなことしないでしょ」

 

確かに多くの先生方は児童生徒に対して、わいせつ行為をする方ではないと思います。

しかし日本全体で見ると、ほんの少数ですが、そのような方が紛れているようです。

だから時々報道になるんだと思います。そしてそれを見つけ出したり、防いだりするのは難しいことかと思います。

 

この現状は保護者はもちろん、子どもたちも知っています。特に男性教員に対しては疑心暗鬼になりやすいと思います。私は新任の時に「女の子を抱っこしたり、二人きりになったりするのは控えなさい」と先輩から言われたことがあります。「子どもと関わっているだけで、女の子として関心を持っているわけではない」と最初は不満に感じましたが、今思えばありがたいアドバイスだったように思います。

 

保護者の中には「実は不安だった」と打ち明けてくれる方がいたからです。信頼関係ができたからこそ、言ってくれたんだと思いますが、やはりそう思うんだと知りました。

 

それ以降、どんな学年を持っても、どんなに子どもたちが寄ってきても、こちらから触れるような行為は控えるようにしています。

 

また、小学校の高学年を担任すると、女子たちは一気に成長するので、男性教員に対して少し意識するようになります。反発したり、悪口を言ってみたり・・・本人たちは悪意がなくても「先生がセクハラする」とか「先生は女の子ばっかり見ている」と口にすれば、受け取られ方によってはそれが真実となる可能性があります。

 

そうならないためにも、日頃から言動に気をつけておく必要があります。誤解されるようなことをしない。そして保護者に信頼してもらえるようにする。これしかありません。

 

書き出したら、いろいろと浮かんできました。あとは、

 

・公金の横領、備品の盗用

 

でしょうか。これも私の知る限り一発懲戒免職だと思います。

他にも「教師がやってはいけないこと」はたくさんあるように思います。

ただ、一発で懲戒免職になり、その後に影響を及ぼすのはこの3つではないかと思います。

余計なお世話かもしれませんが、先輩として、職務として若い教師に伝えていかないといけないと思います。