結局は自分に返ってくる
「おに先生!」
声をかけられて振り向くと、以前担任していた子の保護者でした。今の職場に仕事で来ていたそうで、僕を見つけて声をかけてくれたとのこと。話を聞いていると、お子さん(僕が小学校6年生の時に担任した子)の大学進学先が決まったとのことでした。一浪して、後期試験で合格したらしく、3月のギリギリのことで興奮気味に伝えてくれました。
教え子が新しい一歩を踏み出したこと、それを興奮気味に伝えてくれる保護者の姿を見て
すごく嬉しい気持ちになりました。
たまたまですがその日、元同僚や、以前別の機会に出会った方に立て続けに声をかけてもらいました。以前一緒に仕事をしていた時や、話をした時は「将来また会うだろう」なんて考えてもいませんでしたが、何かの縁なのでしょう、また顔を合わせることになりました。
3月末から4月は人事異動の時期ですが、十数年仕事を続けていると、どこの職場に行っても「元同僚」「元同僚の知り合い」「知り合いの知り合い」のようなつながりが必ずあります。そしていい意味でも悪い意味でも、これまでどのように仕事して、人間関係を築いてきたかが、「評判」としてついてまわります。
そのような「評判」は本人が知ることはありませんが「良い評判」は結局自分に返ってくる、と思います。そして「良い評判」を作るのは「日頃の行い」だと思います。
「日頃の行いが良い」こと、それは「誠実でいる」ことだと私は考えています。
「誠実でいる」ことが「良い評判」につながるかどうかの結果はすぐには現れないことが多いです。数ヶ月後、数年後になって結果がでます。特に人事異動の時期は、それがよく現れるでしょう。
私も4月から新しい場所に移ります。もしかしたら私の「評判」の話をしているかもしれません。できれば「良い評判」であってほしいですが、それは私の今までの「日頃の行い」によるもの。もしあまり良くないものであれば、挽回のチャンスだし、良いものだったら、その評判に見合う行動をしないと「信頼」につながらないでしょう。
ワクワク、ドキドキ新年度がやってきます。