解決策
学校における様々な問題は『学び合い』で解決(または改善)できるのに・・・
そんなことを最近改めて思います。
学校における様々な問題の中でも「子どもの問題行動」に焦点を当てて考えると、
これもまた理由は様々だとは思いますが、その多くは
勉強がつまらない
ことが理由の一つではないかと思います。
学校現場では、教師のあいだでは「授業改善」といって研究授業をしたり、研修を受けたりしていますが、根本的なことを変えない限り、どんなに研究や研修をやっても、同じことの繰り返しだと思います。
その根本とは「勉強が一人ひとりに合っていない」ということです。だから一部の子は「勉強がつまらない」と感じ、その中の一部が問題行動を起こすと思います。
一方『学び合い』は一人ひとりのペースで学習できるし、分からなくても周りに聞くことができます。課題が簡単に感じる子にとっては、人に教えることで満足感や達成感を感じることができ、さらに人に教えることで自分が学ぶことができることを実感するでしょう。おそらく、「勉強がつまらない」と思う子はそんなに多くありません。
ただ、『学び合い』をするには、『学び合い』に反対する親、子、同僚に丁寧に話をする必要があります。ここを乗り越えられるかどうかです。簡単ではありません。でも、乗り越えた先には、子どもたちの問題行動は減り、子どもたちは一気に成長します。もちろん、すべてが解決できるわけではありませんが、何もしないよりはマシです。
教員不足がどんどん深刻になっている今、もう大人の力だけで解決していくのは無理です。
はやく方向転換しないと。本当は数年前からわかっていたことなんだけどね。